第10話「ショパン・コンクール」

 

いよいよ、ショパン・コンクールの本大会が始まった。トップバッターのフランス出身・ソフィをはじめ、世界中から集まったコンテスタントの素晴らしい演奏が続く。そんな中、中国出身のパン・ウェイの演奏を初めて耳にしたカイは、激しい衝撃を受ける。

ピアノ楽曲
ショパン:バラード第2番 ヘ長調 作品38
ショパン:エチュード ハ長調 作品10-7
ショパン:エチュード ヘ長調 作品10-8
ショパン:エチュード ハ短調 作品10-12 「革命」
ショパン:エチュード 嬰ト短調 作品25-6
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 作品60
ショパン:スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
ショパン:エチュード ロ短調 作品25-10

 
公式ホームページより

http://piano-anime.jp/story.html

 

お話は(いつものごとく)かなりカットされたのですが

(カイのバイト先のこととか光生くんがカイの推薦者二人のことを知って絶交したりだとか・・・)

 

その代わり、「こんなにたくさん正統派クラシック音楽がぶっ続けなんて!」

とびっくりするほどショパンコンクールの演奏シーンの多い回で、満足でした。

 

トップバッターは、豊かな金髪のフランス美人、ソフィ・オルメッソン。

初めから大いに聴衆を取り込む素晴らしい演奏・・・

ところが、演奏中に、ドレスの肩ひもが ブチッ。下着が見えながら弾き続けるハプニングに

襲われつつも、乱れたピアノを立ち直すことが出来たソフィ。

 

演奏後マスコミに取り囲まれた彼女。

みんなやんわりと、例のドレス事件について聞きたがるんだけど

もっと直球、デリカシーのない質問を投げつけたのが

空気読めない無礼なゴシップ記者のビクトリア姐さんガーン

 

「じゃあもちろん優勝を狙ってますね、どんなことをしても」

とか

「オルメッソンさん、大丈夫、印象に残りましたよ、目立ってました」

とかさすがのマスコミ仲間からも無礼だとブーイングされる始末・・・。

(彼女、これから色々やらかしますから・・・)

 

 

一方、カイの前には、光生を罵倒する眼光鋭いイケメン中国人青年が。

この物語の後半の、もう一人の重要人物、優勝候補、パン・ウェイの登場です。

 

光生によると、彼と同じポーランドに留学中だが年上の21歳、雨宮の天敵。

ビクトリアのコンビのカメラマン(この人はまとも)によると、ソフィ・オルメッソンが3位だったロン・ティボーの優勝者、貧乏な出身でハングリーでのし上がってきた人物。

 

パン・ウェイの演奏。

それは一音からカイに衝撃を与えます。

阿字野先生のピアノそっくりだったのでした。

 

嘘だ。これは阿字野の音だ どうして、どうして阿字野なんだ・・・。

 

カイだけでなく、阿字野先生のピアノを知っている人たちもみんな

そのことに十分気づいていました。

 

それどころか以前本人に直接聞いてしまった修平なんかはこんな目に遭ってます。

 

「安字野壮介?似てる?オレがその日本人のピアノのマネをしてると?」

「いや、マネではなく影響されたのかと思って・・・」

「おい、お前、俺を侮辱するのか」

「まさかそんなこと…影響されることが悪いことだとは思わないし・・・」

「黙れ・・・俺の前から永久に消えてくれ。お前のその坊っちゃん面を見るだけで

その甘ったれた高い声を聞くだけで吐き気がする」

 

と罵倒されたのでした。

修平、その時傷ついたそうですが、自分だって言葉でカイを傷つけちゃってるのにねー、まだ気づくまでには時間がかかりそうです)

 

パン・ウェイの弾く「革命」

怒り、苦しみ、悲しみの表現はまるで実際にポーランドの苦難の時代を生きたかのようだ

と、審査員をうならせます。

 

シャープでクールで軽くて超絶速い「革命」。

パン・ウェイらしい演奏!

彼はとっつきにくく嫌な態度を取っていますが

本当に辛い過去を背負ってきた、ピアノだけを頼りに生きてきた青年なんです。

その彼の記憶のイメージが少し出てましたね。

 

そして、普通キラキラな表現のはずの「舟歌」

修平君のイマジネーションの中では

大波の中からとぐろを巻いてる龍が出たー!タラー

 

最後の曲はスケルツォ3番。

阿字野の音でしかも煉獄の苦しみ。

いったいこのパン・ウェイという青年はどれほどの罪を背負っているというのか・・・

と聴衆に思わせるほどの演奏(イヤホントすごい…重くて激しい演奏でした)

 

舞台裏の階段で

「さっきの演奏は衝撃でした・・・」

パン・ウェイに声をかけたカイでしたが、軽くシカトされちゃいます。

ところが、光生との会話を漏れ聞いたパン・ウェイは、

その青年がジャン・ジャック・セローと阿字野が推薦した全く無名の17歳、最年少の出場者

一ノ瀬海だということを知りました。

(プログラムの写真で、勝手にパン君はカイを女の子だと思ってたそうです)

カイ・イチノセ 阿字野の唯一の弟子…とライバル心むき出しの目つきに。。

(なんだ、やっぱり阿字野先生のこと知ってるじゃーん)

 

さて、1次予選も5日目。

 

会場にはとりわけマスコミに取り囲まれた出場者

カロル・アダムスキがいました。

光生によると(この物語の解説担当!( ´艸`))

5歳の時からコンサート活動をしていて、ショパンの生まれ変わりともてはやされているポーランドの人気ピアニスト。

 

修平もカロルほどではないけどマスコミに囲まれていて、なんだかイライラ。

しかも日本から駆けつけてきたオバサマたちに囲まれて大変・・逃げ出しちゃいました。

 

そんな修平は、男子トイレから美人が出てくるところを、偶然見かけます。

トイレには例のアダムスキが。

「キミも騒がれてなかなか大変だね。

良かったらさっきのコ貸そうか? 毒を抜かないとね・・・」

超真面目な修平はむっとしてしまいますがタラー

 

と思ったら、それはアダムスキの冗談でした。

彼いい人なんです。それとさっきの美人さんはお姉さんだそうな(ズボンのファスナーを直してくれたのね)

お互いマスコミに注目されてる同士の苦労もわかるし

それに彼はこれから、修平にとって大きな影響を与えてくれる

大事な存在なんですよ音符

 

カロル・アダムスキのエチュード 作品25-10はカイの言う通り華やか(でも一瞬だった・・)

 

アダムスキの後はいよいよ修平の出番。

 

でも俺には

雨宮のほうがはるかに はるかにスターに見えた

 

カイくんはほんとに心の底から雨宮修平ファンなのですよねハート

 

さあ、次回は修平の演奏が聴けますね。

エピソードは飛んでますがコンクールのシーンはこれからも期待できそうハート

 

 

 

ショパン、私も大好きで(弾ける曲には限りがありますが)よく弾いてます。

今日の曲の中でお気に入りでわりと弾くのは「舟歌」です。

パン君のように龍は出ませんが。

どちらかというと光がキラキラキラキラ反映する水面に浮かんだゴンドラにのんびーり揺られるような気分で弾いてます。

この曲ってショパンの晩年の曲だそうで、何かこう、美しさの中に天国的な優しさと悲しみが込められているようにも思います。