またまた大変ご無沙汰してしまいましたが、久しぶりに好きな本について書こうと思います。

 

第156回直木賞と本屋大賞のダブル受賞という偉業を達成した、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」です。

4人の若者たちが国際コンクールに挑む姿を描いたお話、となれば

「ピアノの森」スキーな私が読まないはずがありませんキラキラ

 

かつて天才少女ピアニストとして脚光を浴びながらも、13歳の時に母を亡くして以来、ピアニストの道から遠ざかった生活を送る、音大生の亜也、

音大卒でありながら、今は楽器店に勤めるサラリーマンで妻子持ちだけれども最後のチャレンジでコンクールに挑む決意をした明石、

ジュリアード音楽院生で王子様のように容姿端麗でパーフェクトな天才ピアニスト、マサル、

養蜂家の父と旅をしながら、ピアノも持たない暮らしをしつつ、今は亡き世界的ピアニストの秘蔵っ子だった不思議な少年、塵。

 

この4人がコンクールに挑む姿が、彼らを取り巻く個性的な人々と共に描写されています。

 

この小説好きの友人Nちゃんとは、二人で1時間カフェで語った逸話があります(あはは)。

Nちゃんと私、マサル君の脳内イメージが一致しました。二人とも、城田優さんでした。「城田優しかありえないよねー」と盛り上がり、この小説について知らない別の友人Sちゃんにどん引かれたこともタラー(すいません、あくまで二人の意見ですので)

 

さてこの小説、映画化されました。

今年の秋に上映されるようで楽しみです(マサル君は他の俳優さんが演じるようですが←しつこい(笑)確かに、現在の城田さんでは年齢的にちょっと合わないしね)。

中でもお気に入りの登場人物の明石さんを若手演技派の松坂桃李さんが演じるのも興味あります。

予告編が、今年の5月に「ラ・フォル・ジュルネ」のコンサートホールで流されていて見ましたが、なかなか良い雰囲気のようです。

4人それぞれの演奏を、ぴったりの個性の現役ピアニストさんたちが吹き替え演奏されているそうで、こちらも楽しみ音符

 

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