随分と前になります。
まだ、病気全開だったころ。

病院と薬をやめた後のこと。

だけど、近所の内科には通っていた。
そこの先生は内科医なんだけど、
心療内科にも明るくて、
それを目当てに来る人も多かった。
一回の診察で、それこそ30分くらい
かけて話してくれたり。

その時、話してくれた。

認知の歪みと
認知行動療法。

うろ覚えなので、間違っていたら
すみませんです。

私は認知が歪む。
自動思考。
悪い思考パターンに陥る。
ネガティブ。
それに意識を向けて、
修正していく。

その時やってたのは、
悪い思考が出た時、
その認知の歪みがなんなのか
ノートに書き出して、
その思考を自分で修正した内容を
書き足した。
先生に見てもらってた。

しばらくしてやらなくなった。
どんなに修正しても次から次へと
ネガティブな思考が出てくるから。
私には無理。
脳みそ腐ってるから無理。って。

もう一つは行動療法。
暴露療法だったかな。
自分が不安に感じてる対象や
苦手な状況を、
嫌だ、やりたくないと思っても
あえて経験して、
慣れていくというもの。
弱点を克服していくっていうものかね。

できなかったね。これ。
嫌だし、やりたくないから。
引きこもってた。
早く死たいって思ってたから。

なんで、ブログに書いたかというと、
最近、
気づいたんです。

認知行動療法してたつもりでいた。
ところが、
認知行動療法中に出てきた、
自分には無理とか、上手くいかないとか、
そういうのも含めて、
すべてが認知の歪みであり、
その歪みに気がつけなかったと。

行動療法に至っては、
行動しなければならなかったんですけど、
いきなり自分のレベルに
合っていないことばかりして、
その都度失敗して、転がり落ちていた。
そうなると益々ダメになっていき、
何をしてもダメという認知の歪みに
なっていくという。


遅いね。
私は。
何年かかったのだろう。

もう中年です。

若い時期をダメに過ごしてしまった。
楽しいことなど何もない。
普通の人が通るであろうことも
何もできなかった気がする。
そんな思いが強い。

過去に戻りたいとは思わない。

だけど、
もっと早く何とかできなかっただろうか。

そんなふうに思ってしまう。