両親がある宗教団体に属し
熱心な信者だった。

その両親のもと生まれた私は
当然のごとく、
属することとなる。
0歳の赤児に選択肢などない。

母方の祖父母が信者であり、
母はすでに信仰しており、
父はそれに続いて入信。

幼稚園児の頃から
いろいろと活動に参加させられたよ。
毎日、朝晩お経をあげさせられる。
それこそ、ほとんど暗記するほどに。
やらなければ怒られる。
叩かれる。
毎日正座。
おかげでO脚になったよ。

そして両親は
父は仕事。帰ってきてから活動。
母は昼間から夜まで活動。

子供より活動。
理不尽な強制。
自分達の子供より他人の子。
教育など無視。

HSPな私。
人見知りな私。

怒られるのが怖いから、
我慢してやる。
褒められたいから
我慢してやる。
両親の顔色を常に伺っている私。
当然、他の信者の子供らも
参加していて、その中でも
気弱な私は常に目立たぬよう
周りを伺う。

機能不全家族。
アダルトチルドレン。
HSP。
後ろ盾がない不安定さ。

生まれた時から、
自分の人生終わっていた。

言うなれば、
私の洗脳に失敗した。
そうとも言える。
逆に洗脳されていれば、
都合のいい現実だけを見て
偽りの幸せの中、
苦しまず生きていたかも
しれない。

2へ続きます。