こんばんは。
ファイナンシャルプランナーのみきです。
暑い日が続いておりますが、皆さん心も身体もお元気でしょうか
日々の生活の中でクレジットカードの申し込みや、カーローン、
カードローンなどを利用する場面が発生することもあると思います。
そんな時に大切となるのがご自身の信用情報です
信用情報とは
ローンの契約や借入・返済状況、クレジットカードの支払い、携帯料金の支払いの履歴など、個人の信用を基に取引が行われた、客観的事実の記録です。
個人の信用情報は、国の指定する複数の機関に登録されています。
銀行、信販会社、保険会社、消費者金融などは信用情報機関に加盟しており
顧客の個人情報やカードの利用状況などの情報を信用情報機関に提供しています。
同時に、ローンのお申し込みなどがあった場合は、審査の過程で信用情報機関に照会をかけ、申込者の信用情報の提供を受けるしくみになっています。
日本において、個人の信用情報を管理している信用情報機関は
「CIC（シー・アイ・シー）」
「JICC（日本信用情報機構）」
「KSC（全国銀行個人信用情報センター）」の3つです。
3つの機関はネットワークでつながっており、利用者の支払い状況や滞納履歴など
すべて情報共有されています。
情報開示
信用情報機関に登録されている信用情報は、ご自分の情報であれば情報開示請求制度を利用して確認することができます。
ローンなどへのお申し込み前に自分の信用情報が気になる、
借り入れが複数ある、
クレジットカードを申し込んだが断られた、
…というような場合は、開示請求を行ってみましょう。
インターネットから申し込みも可能で、手数料も500円～1,500円と
高くありませんので、少しでも気になるようでしたら一度取得してみると
良いかもしれません。
ブラックリスト？
よく聞く「ブラックリスト」とは一体どんなリストなのでしょう？
実はそんなリストは存在しません
（笑）
「事故情報」として登録されている状況を、「ブラックリストに載っている」と表現します。
たとえば、あなたがクレジットカードを作る、ローンを組むなどの際には、顧客情報が信用情報機関に登録されます。
しかし、ある一定期間返済が滞ったり、破産したりした場合、事故情報が登録されてしまいます。
この情報が、「ブラック情報」「ブラックリスト」と呼ばれているのです！
具体的に「事故情報」とは…
・延滞…約定返済日より一定期間返済が遅れたり、複数回滞ったりした場合
・債務整理…任意整理、自己破産などの手続をした場合
・代位弁済…契約者が返済不能に陥り、連帯保証人などからの弁済に切り替わった場合
また、短期間に複数の新規申込を行うことも事故情報と同様に取り扱われる場合
もあります。
新規貸付を申し込むと、与信審査のために個人信用情報を閲覧しますので
その度に閲覧情報が新しい記録として残されます。
この「申込情報」は6ヵ月間登録されます。
ようするに、非常にお金に困っているとみなされるわけですね
そして申し込みを断られた結果も情報として残ってしまいます。
クレジットヒストリー
クレジットカード発祥の国、アメリカでは昔から何でもクレジットカードで支払いをする習慣がついています。
ホテルに泊まる時は信頼の証としてクレジットカードの提示を求められ、持ってなければ高額なデポジットを要求されます。
他にも様々な場面で日常的にクレジットカードを使用するので、
その信用情報は大変重要な意味を持ちます。
そして、その使用履歴がクレジットヒストリーを作り、
クレジットスコアを高める結果となります
クレジットヒストリーとは
クレジットカードの利用履歴を始め、車や住宅ローンの借り入れ金額とその返済履歴を記録したものを指します。
借入や利用した金額を滞りなく確実に返済していれば信用度が上がり、
逆に滞納や遅延が多いと信用度は下がってしまいます。
もちろん日本にいる私たちも、クレジットヒストリーは良い信用情報につながります。
例えば、その実績がクレジットカード会社の限度額の増額となり
カードステータスが上がったりします
ようするに、信用を高めるということ。
信用度が増すと、事業者さんにとっては融資を受けやすくなったりする
メリットもあります。
融資を受け、着実に返済を重ねていくことは
金融機関にとっては優良な顧客ということになります
あなたの大切な信用を守ることを意識してみてくださいね。
そして、お金の信用だけではなく
人としての信用も高めていけると、それがまた新たな出会いを生み
良いお付き合いができることに繋がる気がします
With thanks.