雨もやみ晴天

左腕が上がるか気にしつつ

布団干し完了

 

先週の手術後

全く上げられなかった腕も

「はい!」っと

挙手できるくらいにまでなりました

 

 

 

 

 

 

ご参考になるか分かりませんが…

入院前日に

「おっぱい卒業式」

をしました

 

このおっぱいともお別れか~と思うと

このままメスでスパンと切られる前に

写真で撮影しておこうと思ったのです

 

乳がん・手術前・写真

って調べると

いくつかヒットしました

 

乳がん経験者のカメラマンさんが

撮影してくれるところもあったり…

 

あまり日にちもなかったこともあり

私は知り合いの女性カメラマンに

お願いしようと思い連絡してみました

(乳がん経験者ではないです)

 

彼女は快く引き受けてくれたのですが

プロフィール写真や家族写真

お祝い事の写真を日々撮っている彼女と

やりとりをする中

 

私はおっぱいの撮影をしてもらいたいのではなく

おっぱいの卒業式をしたいんだと気づきました

 

プロフィール写真を撮る要領で

胸の写真を撮ることに違和感を感じ

彼女には大変申し訳なかったのですが

そのまま自分の気持ちをお伝えして

一人で卒業式(撮影)をすることにしました

 

外から見られないように

カーテンを調節しつつも

自然光が入るダイニングの窓横を

撮影場所としました

 

スマホ用の三脚を立てて

前日に買っておいたバラを持ち

撮影会スタート

 

10分ほどで終わるだろうと思っていましたが

撮りだすと

これがなかなか楽しい

 

はじめはバラで乳頭を隠していましたが

どうせならありのままでいいんじゃない?

 

だんだんと大胆に

そして自分の表情も笑って…

 

こんなこと

乳がんにならないと

絶対にやってなかったこと

 

20代、30代の頃とは多少は変わってしまったけど

まだキレイ(自分ではそう思ってる)な

状態で撮影できたことに満足

 

結局気づけば1時間ほど

撮影していたかも(笑)

 

その夜

夫と子ども達に写真を見せてみました

 

もう恥ずかしいとかを通り越して

「見て見て~!」と言わずにはいられない作品

 

子どもには

「このポーズなによ~(笑)」

「この顔~!」

「おっぱいもアップして見ちゃおう!」とか

めちゃくちゃツッコミを入れられながら

入院前夜の爆笑品表会

 

家族とのこんな時間も

貴重なひと時になったし

今後も絶対に忘れないシーンだと思います

 

写真に残すというより

左のおっぱいさんに自分なりに

「お疲れ様を伝える会」

 

スマホの写真データーを間違っても

流出させないようにしないといけないけど

我ながら撮影会はやってよかった~って

思ってます

 

きっと手術を控えている人は

私のように写真を撮ってる人もいますよね?

 

一人で撮影するのは心細いって思っている方も

きっといるはず

 

オペを控えてナーバスになっている

乳がん患者さんに寄り添えるカメラマンが

どんどん増えるといいのにな~と感じました

 

だったら

私がカメラマンになる??

って本気で思ったり…

 

乳がんになってみて

悪いことばっかりでは決してない

 

ガンがくれた贈り物

「おっぱい卒業式」

 

暗い側からみるのではなく

明るい側からみてみると

キラキラして尊い瞬間がたくさんある

 

この先ずっと

笑って生きていけるように

今まで以上に

意識しながら過ごしていこうと

思っています