生まれた時から、丈夫ではなかった。もう、母の体が病気に侵されていたのだろう。

一度も、300メートル以上走ったことがない。途中で倒れる。

マラソン大会出たことがない。

若い頃、献血もできなかった。しかし、大病もしない。


30過ぎて、第二子妊娠が異常妊娠で、1ヶ月以上の入院になった。


40過ぎて、子宮がん、胆嚢の炎症から摘出まで、立て続けで長期入院になった。

息子も高校生。夫にも、周りにも迷惑をかけ、たくさんの援助で乗り切った。


その間、股関節の手術もあった。これは、期間も長いが病院も遠い。夫も高齢で苦労させた。


60過ぎて夫を無くした次の年から、立て続けで2度のガン。再発ではなく、単発。

これだけの手術をしてきた。この頃、医師に言われても「まだとれる臓器があったの」と思う。


この頃、近所や、知人から色々な訃報が入る。それほどの知り合いではないが、言われてわかる人である。

そして、私より、年下の人である。そんな年なのである。


先日、90になる人に言われた。全ての私の病歴を知っている人である。

「でも、みんな、ガンとかいうとやつれてくるけど、あなた、やつれないし、ふっくらしてる」

ウゥーん‼️褒められてるのかな?あんたは大丈夫‼️と、元気なおばあちゃんに言われて、

勇気が湧いた。彼女のようには無理でも、まだ頑張れる。


今日、今年締めの病院2軒回ってきた。お正月に引っかかるので薬をもらってきた。

ことしは、無事終わりそうである。