この頃の異常気象に、交通機関のトラブル。多いですね。
私が出会った話でも、してみましょうか?
前にも書いたかもしれませんが、モデル時代、秋田で大きなショーがありました。
行きは飛行機(まだプロペラ機)ほとんど関係者でいっぱい。その日は泊まりで、
次の日、早朝からの仕事。終わって帰り支度をする。
みんなは寝台車を取ってあった。ふっと時刻表を見ると、
夕方に1日、一本だけ、仙台に向かう特急がある。
たまには、実家にでも寄ろうと思い、スタッフに訳を言いチケットをもらい、変更した。
秋田から、今の新幹線と同じルートかな?田沢湖通って、花巻あたりに出たと思う。
秋田を出てすぐに降り出した雨は、豪雨になった。東北を横断する山の中電車は止まった。
携帯もない時代、駅員がドアを開けて、駅舎のTELと駅前広場にある一台の公衆電話を使えるようにしてくれた。
その駅で何時間待ったのだろう。どこから調達してきたのか、菓子パンと牛乳が配布された。
5時に出発したから、お腹は空いている。
昨今の新幹線のストップと違って、人数も少なかったのだろう。
9時到着予定が、2時頃になった。皆払い戻しの窓口に走っていたが、
自分のお金ではないのでそのまま進む。
後ろから声をかけられた。同じショーの関係者だろうが、彼女はそのまま東京に行くつもりだったらしい。
「一緒にホテル取りませんか」と言われたが、面識もなく、私は実家に行くため、断った。
寝台車に乗る予定だった人たちは、電車も動かず、人数も多く、大変な思いをしたそうだ。
あれは、どこの駅だったのだろうか?駅前広場は思い出すが、まるで駅名を思い出さない。
真っ暗だったし、周り何もなかったし。