八王子、高尾山入り口に「高尾みころも霊堂」という場所がある。

一切の宗教には、関係なく、日本にただ1ヶ所の労働殉職者の慰霊塔である。

昭和47年に出来、27万人以上の御霊が祀られている。

今も、年間、2000人を超える方が納められる。

わかりやすく言えば、労災です。

一人一人の厨子が、祀られ、分骨なさる方や、思い出の品を収める方がいます。

わたしも、母子手帳や臍の緒、思い出の品を入れています。


毎年、秋に合同慰霊祭が行われます。日本中から、遺族が集まります。

何千人くるのでしょう。

今年も、案内が届きました。行きたい!行ってあげたい!

他の都道府県から来る方のこと考えれば、私なんか楽な方だと思う。

何キロだろう。まっすぐ60〜70キロくらい?道も分かります。


夫が存命中は、2人でのんびり行きました。

亡くなった年、そしてその後、2年続けての癌発症、入院手術。(再発ではなく、別のガンです)

そして、コロナによって、一般参列なしの慰霊祭が続いた。


その後、やっと普通に行えるとなったとき、友人が付き添うからと言ってくれて出席できた。


前日ホテルを取って、無事参列できた。

しかし、5〜6年ぶりで出かけて思った。足がまるでダメになっていた。

運転は平気だけど、式典は、玉砂利にパイプ椅子のところで、立つことができなかった。

広い会場を移動するのも、階段も登れない。変な話、トイレが大変だと思う。

仮設は用意されるが、人の数もすごく、場所も離れている。

大腸がん以来、トイレの不安がある。年齢的にも、体調に不安が残る。


友人が、付き添うから、最後だと思っていこうと言ってくれている。

前後、ホテルを取れば、道中はなんとかなると思う。

しかし、正味1時間でも、着席して、終わり、車に戻るまでの体調が心配である。


グダグダとごめんなさい。案内が来てから、決めかねている自分が煩わしい。

友人にも返事をしなければいけないが、無理なのはわかっているが、未練がましい自分が情けない。