そして夫が亡くなった。
私たちは、組合組織の病院にお世話になつていたので、健康診断がある。
しかし、夫の都合で予約が取れないということが何年も続いていた。
看護師さん、もうあなたの予定組めるでしょ?と無理やり組まされた。
そして受けた検診で、「大腸がん」か見つかる。そこは診療所。
どこの病院でも、紹介状を書くと言われ、1番近くに決めた。
しかし、保証人も立会人もいない。これからそういう人が増えるのだろう。
そして、そのまま入院。夫の友人たちと、一周忌を予定していたが、
ちょっと遅らせてもらう。
その一周忌も、近くの数人で食事でもと思っていたが、亡くなった時、連絡をしても、返事もなかった人が、
他の人に「一周忌やらないのか?」と聞き回っていたと他から言われた。楽しそうに、興奮して現れた。
ちょっと、ボケが?とみな思った。
半年に一回、CTスキャンを取り、再発などに、務める。ある時、気になるところがあると言われた。
腎臓に影がある。最初ではない。違う病院に行くよう言われた。
そこには、「ロボット」で手術を行える。「大腸がん」から、一年後。入院、手術である。
ここは、横須賀中心部にあり、アメリカの患者さんも多い。わかっているのでしょう。
「立ち合いは?」「いないのでしょう。いいよ」コロナの真っ只中。お部屋も、いっぱいにしない。
静かでよかった。
今年の夏。5年を迎え「大腸がん」は、OKをもらえた。