日本で最初にピザを出したと言われる。飯倉の「ニコラス」

1954年オープン。2018年惜しまれつつ閉店。

50年以上も前に、六本木から、飯倉片町に向かって歩く。真っ暗な街。

赤坂霊南坂から向かう場合もある。

大箱の店に入ると、ちょっと薄暗くてたくさんの人の声が華やかに聞こえる。

ピザだけで50種類ものメニュー。選ぶのが楽しかった。

まだ、原宿も、六本木も、一部の遊び慣れた人たちの集まる場所だった。

六本木には、伝説の「キャンティー」があり、「ロアビル」などができ始めた頃だった。


ピザを食べようと言えば六本木に行くことを指す。

別世界を覗いたような、東京の遊び人になったような錯覚を感じた店だった。


行かなくなってからも、高速道路を走って、お店が見えると嬉しかったものである。

もう、10年も通っていないかな?


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