ジェーン・バーキンの訃報が届いた。
あの色気のある吐息とため息だけの曲。
流れるようなフランス語とともに、まだ愛も恋も、夢と憧れの高校生には、
まるで別世界のものだった。
亡くなったというニュースで久しぶりに名前を聞いたが、
驚いたことは、まだ、76才という事。
たった4才しかちがわない。あの時はすごく大人に見えた。
この頃、訃報を聞くと、大して変わらない歳の方が多い。
年下も、「えっ!まだ若いのに」と思うと、もう、還暦過ぎ、古希に近かったり。
人生100年と言われるこの時代に、平均寿命がいくつだろうが、
元気なら、長生きも嬉しい。これは、自分で決められるものではない。
与えられる命を精一杯、悔いのないように生きたいと願う。