最近は、結婚するにしても堅苦しくなく、まとめてお食事会くらい。
式をするにしても、
「○○長男☆☆」「◎◎長女△△」と言う、招待状はなくなり
本人たちの名前でのお知らせになっているようだ。
50年も前の私たちの頃は、東京で知り合っても、
相手の田舎まで出掛けて挨拶をすると言うことが、当たり前だったようだ。
東京で、おしゃれな仕事をする2人。夫は東京生まれの東京育ち。
女性の実家に挨拶に行くことになったが、「田舎のすぐそこ」と言う感覚がわからない。
飛行機を降り、電車に乗る。行けども、行けども、変わらないのどかな景色が続くだけ。
相手に聞く。「あとどれくらい?」「もうすぐ‼️もうすぐ‼️」
何時間かかったのだろうか?横に長い県の端から端まで行ったそうだ。
よく、酔うと同じ話をした。彼も死んでしまった。
また、ある知り合いは、お母さんも一緒に相手の実家まで出かけたそうだ。
その地域の県庁所在地まで、電車で行って、そこから在来線に乗り換えたらしい。
在来線も2本かな?そしてバス。
大都市までの時間より、県内で移動するする方が時間がかかったそうである。
みんな、大変だったといいながら、人生の一大事のため、緊張もしながら、必死で出かけたのだろう。
嫌だと言う話にはならない。夫婦仲睦まじく暮らしていたからこそ、笑い話になるのだろう。