年をとってくると、関節部分の軟骨がすり減り、クッションがなくなってくるため、

足などが痛む。昨日の膝が、ついに悲鳴を上げ始めたようである。

通販の健康食品に、その類の商品の多いこと。

私は買いませんが、藁をもすがる気持ちわからないでもないですね。


8年前、股関節骨頭壊死になり、手術した。そんな話を‥

ある日、突然足が痛く、歩くことも困難になった。近所の評判のいい整形外科に飛び込んだ。 

「紹介状を書きます。どこがいいですか?」人工関節センターのあることで有名な病院の名前を出し、

予約を取り向かった。パッと見て、「○○病院に行ってください」

その場で、予約を入れてくれたが、ちょっと日にちがかかる。


股関節だけを見る医師が1人いて、外来は、週一回、午後のみ。

毎日2回の手術をこなしている医師である。


相当ひどい状態で、その場で手術日程を組んでくれた。

しかし、痛み出してから、3ヶ月以上経っている。なんとか生活はできていたが、

その間に、

友人のご主人が亡くなった。ご主人とも親しく、長い付き合いであるため、

お葬式にはどうしても参列したく、いろいろ考え、駅まで主人に送って貰えば、

新宿乗り換え一回で済むと気づいた。杖をついて、なんとか出席。

友人の身内には、医療関係者が多く、会場では、便宜を図ってくれた。

しかし、帰り道、新宿駅の広いこと。わからない上に、ちょっと休むところもない。

痛みも激しくなった時、目の前にあった交番に救いを求めた。椅子を借り、一休み。

ホームまで送るというが、時間かかってもゆっくり行くので大丈夫と辞退した。


そして、入院、手術。主人は、75を超えていたと思う。

手術日の前後、3日ほどは、近くのホテルを取り、後は、病院も来なくていいと伝えたが、

食べることなど、まるでできない夫。今、コンビニなどの発達で、なんとかなるが、

置いてくる方も心配である。


術後、リハビリを経て、退院となるが、家が心配で、早く出してもらった。

医師は、手術が終われば関係なく、回診にも来ない。もう、リハビリ科の担当である。


東京、千葉、遠くからの患者も多く、退院後、不具合が出たと他県から救急車が来ることもあり、

夜中まで医師が残っていることもよくあるようだ。


ある時、仲良くなった看護師に聞いてみた。「毎日、同じことしてて、楽しいのかしら?」

あれは、「フェチよね」だって。2人で笑ったけど、絶対そうよね。