田舎暮らしをしていた時の話。
田舎だから、広大な敷地が買えた。
ガレージの前は整地し、小さな花壇を作り、あとはそのまま。
犬が自由に動けるよう長いワイヤーを張り、そこにロープをつけていた。
あとは何もいない庭だった。塀はつけたが出入りが面倒だし、ご近所の家でもそのように、門はつけなかった。
ある時、家の前の海岸で地元のお祭りがあり、そちらには、無料の広大な駐車場があった。
しかし、並んで入るのが面倒なのか?出る時の手間を惜しんだのか?
気づくと庭の中に車が停まっている。110番した。警察が放送しても、現れない。
しばらくして、両手にたくさんの買い物を持った一家3世代の大人数が帰ってきた。
慌てた娘に、お婆さん曰く「ここは、○○さんの家で、知り合いだから大丈夫」我が家には関係ありません。
毎年、同じ時期に行うこの祭りには、苦労した。車止めをしていてもいつの間にか停まっている。
一声掛けるわけでもなく、ちょっとした隙に止まっている。
周りは、皆漁師さんの家で、我が家には、人の気配がしなかったのだろうか?
その時は、怒り心頭で、💢「なぜ?」が聞けなかった。
ある夏の日、田舎暮らしの常で車は2台。潮にやられるのでシャッター付きのダブルガレージ。
その真ん前に2台丁寧に止まっていた。
時間で出かける用があり、警察も、ナンバー確認して、持ち主を確定して、一帯を探してくれた。
夕方、飄々と2人の若者が帰ってきた。警察にも連絡。
離れたところで釣りをしていたとのこと。警察の声は聞こえなかったと言う。
夏場は、海水浴客のため、300円取って、簡易トイレ、脱衣所も置いていたから、
そこに止めればいいじゃないか?警察も、敷地内のトラブルで手が出せないが、
今回の悪質さに、彼らに迷惑料を払うよう話をつけてくれた。
最大の騒ぎ。
夏の日。花火大会や、お祭りが盛大に行われた。
我が家の目の前で打ち上げる。たくさんの友人を誘って、たくさんのお料理作って、楽しんでいた。
海の前とはいえ、堤防があるので、2階にリビングを設けてあったので、点火から見える。
ビールを飲みながら、ベランダに出た。何気に下を見た。
何十人?何組もの人がレジャーシートを敷いて座っていた。
我が家の犬は、シベリアンハスキー。人間大好き❣️人が来たって気もしない。尻尾振って番犬にはならない。
しかし、見てくれはすごいので、知っている人だろう。
車も、お客様の車を止めても、まだ余裕があった。相当数止まっていた。
しかし、家の中には灯りがついて、人が大勢いることが確認できるはずである。
それほどの知り合いでなくても、一言、声をかけてくれれば済むことだろう。
1人がいいとこ見つけたと思い入り込み、次々と入ってきたのだろうか?
いまだに、その神経がわからない。