このところ、晩御飯のついでに載せているお料理を褒めてくださる。

1人寂しく、ワンプレートで空腹さえ誤魔化していた時と違って、張り合いができた。


母を早くに亡くしたが、祖母に育てられた。

祖母は、武士の娘

で、年頃には、大きなお屋敷に行儀見習いに行ったという人で、

徹底的に家事以上のものを仕込まれてきた。大人数の宴会すら仕切れる人だった。

私を産んだ母が、ほぼ寝たきりになると、全て祖母か。仕切った。

私6歳、姉8歳を残して亡くなった。

入学式も祖母が立ち会った。遠足、運動会には、可愛いお弁当を作ってくれた。

お弁当箱が嬉しかった。


数年後、父は再婚。今になれば、父も男であることはわかる。

しかし、祖父母、なさぬ仲の娘が2人いるということは、彼女の頭の中になかった。

夫とデキ婚の娘の3人が彼女の家族だった。

最初、姉には気を遣った。しかし、すぐに飽き、本音が出てきた。

すぐ姉が中学に入り、お弁当が必要になろ。そして、3年後、私も中学に入った。

卵焼きと、パックのハムが一枚。ご飯の上にスライスしたきゅうり2枚。

3年間同じお弁当だった。

自分の娘がお弁当になったら、文句言われたらしい。「どうしよう」って。あんな弁当作ってた人が‥私は、知らない。

高校になったら、私が1番早く家を出る。今のようにタイマー予約ではない。ご飯が炊けていない。朝ごはんも、お弁当もなかった。

私には、誰にもバレないバイトがあった。(まともな仕事です)

それでやりくりしていましたが、関心のないから気にもしませんでした。


親元で、お兄さん夫婦の居候しながら家事もしなかった人である。

最終的に、30年父と暮らしながら、料理の腕を磨くわけでもなく、

料理を覚えようともしないで、私が何か作れば、「○○さん(夫)が美味しいもの食べさせてもらっているから」

と場違いなことを言っていました。


姉が仕事で半年ほど家を開けたことがあります。すぐ根を上げて帰ってきましたが、

他にいた方から、いろいろお菓子をいただくようで、○○のお菓子おくれとか言ってきました。

「バカだなぁと思っていると」案の定「わがままばかり言う」と怒っている。


それを踏まえて、私は、絶対頼まなかった。

今友達が好きなものを送ってくれる。私も、妹に送るような気持ちで、

、「これ食べさせたい」「これ見たら喜ぶだろう」そう思う。

今も、見たい!食べたい!って、言葉嬉しいですね。