一人息子が亡くなったこと。それは書いてるが詳しくは知らせていない。

しかし、わたしがいなくなったら、我が家の存在は、消えてしまう。

嫌な話だが、わたしの忘備録にしたい。みなさん読まなくて結構です。

この話に、ドキッとする人がいるかもしれませんが、関係ありません。


ある会社で異例な出世で、20代で支店を任された。従業員の管理まで面倒見ていた。

ある日、出社しない社員がいるとの連絡を受け、1人、寮に向かった。

そして、変わり果てた社員を見つけ、その後の手配を全て行なったらしい。


しかし、その時、自分の結婚式の準備で、わずかな時間も、相手の女性に振り回されていたようだ。

私たちは何も知らなかった。ある軒、何か嫌な予感で彼女に連絡をとった。

すっとボケられた。そして、「鬱」になった。

会社の紹介したクリニックで、労災認定を受けられたことで、大量の薬を投与された。

一回17錠、1日3回。もう人間ではないですよね。

しかし、綺麗事だけ夢見た女が根を上げた。

「病める時も…健やかなる時も」と誓った女は早々にグリーンペーパーを出した。

会社も辞め、私たちの元に戻り、病院を変え、薬が減り、どんどん正常に戻ってきた。


しかし、私たちと違って、仕事人間の息子は、落ち着くと、仕事を探すと言い出した。

まだいいと言っても、息子なりの夢があったのだろう。

働き始めたら、また、休みもなく働くのはわかっていたから、その前に、旅行に誘った。


親子3人沖縄に行った。わたしが運転して、助手席に息子を乗せ、ナビの操作を任せた。 

楽しかった。旅先でも、飲めない夫を置いて、2人で思いっきり飲んで、しゃべった。

大人として、対等に話せた唯一の時間だったのではないだろうか?


それから3ヶ月、かえって薬漬けにして、考えないようにした方が良かったのかと考えることがある。

しかし、私たちの元で、 亡くなり、私たちが見送ってあげられたこと今も会いに行ってあげられること。


良かったのかな?

今日、夫のために江ノ島に行ったのに、息子がちょろちょろ、人の心を惑わす。

慰めてくれてるのかなぁ。