どこにでも転がっている人間永遠のテーマ。嫌な方はスルーしてください。
この頃のお嬢さんたちは、実家から乳離れせず、
息子を持つ親は、苗字はこちらでも、婿にやったようなものだと口を揃えていう。
数年で別れた息子も、同じ県内にいながら、我が家に来たのは2回。それも数時間の滞在。
主人の母は、自分の両親も早くに亡くし、舅姑の顔も知らないで暮らした。
だから、そう言った苦労はしなかった。義父の生存時には、まるで気にしなかったことが、
義父の死によって、それが息子(夫)に、対象が変わった。
息子に頼り、邪魔な嫁に嫉妬し、嘘をついて、被害者を装う。
当然、息子は自分の母の異常な行動は見ていないから、妻を責める。
この辺の話は、もう誰の話でも同じなので省略する。
しかし、ある日とんでもないことになる。
私は、東京で用があり、夫より先に家を出なければいけないことがあった。
毎朝、部屋でもお茶が飲めるようポットに熱いお湯を入れて部屋に届ける。
その日も、朝食を済ませ、ポットを渡して出かけた。
その後から出かけるため夫がいる状態の時に、「嫁に毒を入れられた。これから警察に行く」
そう言って騒ぎ立て、ご近所中に触れ回って歩いた。
なんとか、夫が宥めてことなきを得たらしい。何かハイターかなにかの類を自分で入れたらしい。
昼過ぎ、用事を済ませた私が、会社にいる夫にTELして、(まだ携帯のない時代)その話を聞いた。
流石に夫も、呆れ果て「怒るなよ」と言いながら、それだけのことと思ったようである。
その後も、あれやこれやのいびりが続く。20代の若い時なら陰で泣いた(可愛い時もあったのよ)
しかし、年くってくるとこちらも負けていない。「あれで死んだら、私だけが疑われる。もう少し、頭使うから」
こう言えるまでになった。
元々頭のいい人だから、嫌がらせも手が混んでいた。しかし、ボケ始め、夫の会社にTELして泣きつくときの嘘に、ボロが出始めた。
時系列が合わなくなってきた。そして、寿命が尽きた。
しかし、心臓麻痺で、ぽっくり。最高の嫁孝行してもらったと思う。