この年になると、いろいろな結婚式に出席したり、見聞きすることが多い。

大体が、問題もなく滞りなく行われることが多い。

準備期間があるということもあり、お葬式のようなハプニングや笑い話も少ない。


私が見た、出会った結婚式のお話を少ししたいと思います。

友人の結婚式。新郎26才、初婚。新婦34才、バツイチ、子無し。


新郎地元での結婚式。県を四つほど先まで行かなければいけない。

まぁ、日帰りはできる。東京からの指定席のチケットが送られてきた。

ほぼ一車両、関係者なので、初対面でも挨拶をして、おしゃべりをしながら向かった。

新婦も交友関係が広いため、各方面の人間で初対面。


電車を降りると駅前に、紅白の幕付き、〇〇家、☆☆家と書かれた、大型観光バスが鎮座していた。

電車組が乗り込む。新郎の従兄弟が名簿を持ってチェックしていた。

そこから、地元の新郎の関係者をピックアップしながら会場に向かった。


新郎友人は、年齢的にも若く、ほぼ初めての結婚式に浮かれ、興奮していた。

新婦友人は、30半ば。既婚者。私は着物だったが、他はシンプルなワンピース。振袖などいない。

新郎友人に、いい人に会えるかもなどという期待もない。冷めたもの。2度目だし。


花嫁も心得たもので、会場に、あのテーブルには、お酒はなんでも出すようにとの指示をしていた。

新婦友人席のテーブルである。(新婦曰く、後で何言われるか恐ろしい)


そんな状態なので、新郎友人たちは近づかず。

親戚の叔父様たちが皆集まってきて、異様な盛り上がりとなった。

およそ結婚式とは思えない、まるで、スナックかクラブか?

花嫁が後で言った。「あなたたちだけ盛り上がってずるい!私も一緒に飲みたかった」


そんな式も終わり、本人たちは、小さな可愛い引き出物と思ったが、親の反対で大きな荷物を持たされ、

又、地元の関係者を送って駅までという流れが、親しくなった叔父様たちとバスの中も盛り上がり、

、駅まで送るということになり、駅で盛大なお見送り(周りにいた人たちが「何事」という顔)を受けて帰途に着いた。


彼女たちは、その後離婚。その頃から消息不明になった。生きているのかな?