戦争が終わって77年。
私ですら、戦争を知らない世代です。
皆さんには、昔、むか〜しのことでしょう。
未だ世界で起きている戦争は、昔と変わらない人海戦術に古い武器。泣くのは、市井の人々。
皆さんは「ベビーブーム」を知っていますか?
私は、その後の生まれです。
父も、戦争に行き、捕虜になったり、帰って来たのは、昭和22年。そうした年頃の男性が一斉に結婚した。街に若い男がいなかったのだから、すぐに、カップルはできた。
そして、昭和21年〜24年にかけて、たくさんの子供が生まれた。すごい数で、「団塊の世代」と呼ばれ、入学、就職のたびに問題になった。
ところで、男性は、戦地で亡くなり、男女の差が大きくなった。女性が余る。
近所のおばさんたちを見ても、この頃お嫁に来た人は、美人が多い(偏見ですね)
そして、子供から見ても、家族構成でわからないおばさんがいる家が、結構あった。
結婚できなかった人が実家に留まっていたのである。
だいぶ前に、主人がディサービスのお年寄りを相手に、「傾聴」と言われるボランティアをしたことがある。お年寄りとお話をする。喜ばれたそうである。それを一冊の本にして出版した。
大体が、戦争を乗り越えられた方々である。すごい話がたくさん出てくる。
あるお婆ちゃん。女学生で、勤労奉仕もしたそうである。
4姉妹、お父様がすごかった。戦争が負ける。お嫁にだって行けるかどうかわからない。
2人は、お医者様にした。1人は、お花や、踊りの師範にさせた。もう1人も、資格を取らせて、独り立ちできるようにしたそうである。
主人が話したお婆ちゃんは、お医者さん。当時90になろうとしていたが、矍鑠として楽しそうに話されたそうである。最後まで1人だったが、妹さんが面倒見ていたそうである。
皆さん、頑張って乗り越えて来たのでしょうが、戦争の悲しみなんか、知りたくない。経験したくない。
どこにも、戦火のない世の中がなぜできないのだろうか?