世間では、「玉の輿」「逆玉の輿」などと言われる結婚があるが、どんなものでしょうか?


遠縁のお嬢さんが地元では、手広く商売をしている家に嫁いだ。

結婚が決まり、親が相手の家に挨拶に行った。

「玄関だけで、我が家がすっぽり入ってしまう」中卒の両親が2人で働いて買った小さな家。

娘がブランドで飾って、ベンツで帰ってくると車の置き場に困る。おじさんがそんなこと言っていた。相手のお家の方もいい人であるが、お中元、お歳暮になると、桁外れなものが届く。「気にしないでください」と言われても、年金生活者として、できる限りのことはしたい。もう1人のお嬢さは、同じような、公務員と結婚した。疲れないと、彼はいう。


もう1人、これは、「逆玉」主人の友人の一人息子。婿に出したわけではないが、住まいも、相手方が用意した「ペントハウス」結婚直前に、奥様を亡くし、小さな建売に、おじいさん1人住んでいるが、息子たちは来ないし、自宅に引き取ろうともしない。

とんでもないお金持ちなのに、お正月現れ、玄関から入りもしないで、食事に行き、親に払わせ、子供たちのお年玉をもらってそのまま帰る。

「今年も、お年玉回収に来たよ」と、寂しそうに笑う。ヘルパーさんと、私たちからの電話で、なんとか頑張っていたが、主人より早く亡くなった。大事に育てた息子がいるのにと思うと、悔しくなる。


もう1人、遠縁で、綺麗なお姉さんがいた。

すごい見合い話がきたが、彼女は、受け付けなかった。そして、釣り合いの取れた人と結婚した。

その母といた人は、守銭奴の上に、常識がない。

式当日、私にこう言った。なんで、あのひと、断ったのかしら?あっちのもよかったわよ。

呆れた。そんなところに決まったら、お道具だって大変だし、今日の着物も、○がもっと着くわよ。「あら結納金があるじゃないの」「そうしたら、3倍返ですよ」K Kの、母みたいに集る気だったのかな!

玉の輿でも、親子で最初から、お金目当てで行くなら、大丈夫なのか?