そ先日、震災に遭った地より苺が🍓届いた。
海から3〜4キロもの土地が、海水を被った。
作物は育たないと言われ、地盤沈下して、家も建てられなくなった。
海岸線に並行して走っていた常磐線は、全て流され、内陸に線路を移動して再建され、一昨年3月、9年ぶりに全線開通した。
新しい駅である。宮城県の1番南の駅である。元の場所より、だいぶ移動した。
そこで新しく、元々の農家さんや、若い人たちが団結して、イチゴを育て始めて、やっと商品になった。
震災前、家もまばらな真っ暗な線路を、3両の電車が走る。まるで、『銀河鉄道』のよう。
そして、当時、街中ばかりで暮らした人間には、まるで絵本のようである。地元の人は、何もないつまらない街という。
今の季節は、イチゴの小さなハウスの灯りがポッ、ポッと灯る。この風景が好きだった。
今は、ハウスも大きく、コンピューター制御になっているが、それもまた違う景色なのだろう。
今の季節、テレビでは、千葉いすみ鉄道の、黄色の一両のかわいい電車が、菜の花畑の中を走る映像がよく出てくる。見てかわいいとは思うが、車で出かければ、走っているのは見ても、乗る機会がない。各地の映像が簡単に見られる。
元気なら、電車乗り継いで出かけて見たいものである。
