我が家の近くにも、苺農園があり、この頃は、日本中、その土地のイチゴが、頑張って、競い合ってある。我が家の近くの農園は、東京から近く、「いちご狩り」や、横浜、鎌倉あたりの、ケーキ屋さんやレストランが、○○の苺使用といってブランド化している。
皆それは知っているが、自分の街のイチゴも食べてみてって、今日、送られてきた。宮城県山元町、福島との県境。海岸線の町である。
昔、少し縁のあった街だ。何もない真っ暗な中を、「銀河鉄道」のような電車が走る。冬になると、ポツンポツンと、イチゴのハウスの灯りが灯る。あの景色が好きだった。
震災が起き、全てが海水を被った。これから何十年も、作物は作れないと言われた。
東京に出ていた若者が帰ってきた。元々の農家と、頑張り、数年後には、立派な、イチゴができるまでになった。話題にもなった。10年経って、こんな立派なイチゴが出荷がきるようになった。
人間ってすごいね。作物も、手をかければ、キチンと育つ。
数ヶ月前に、その街を歩いてきた。街は変わり果てていた。しかし、こうして、人々が逞しく、少しずつ復興していく。
嬉しいですね。



