現役時代は、三桁の年賀状を出していた。

世の関わりも減ってきて、どんどん減らし始めた。夫がいなくなったこともあり、今年は、20枚だけである。


しかし、いただいた賀状の中に、寂しいものがあった。

83才と82才のご夫婦が、高齢のため、今年で、賀状をおしまいにしますという事だった。

お元気で、横浜、東京と飛んで歩いていた方でした。2年ほど前、好きで住んでいたところから、息子さんのお宅に近いマンションに引っ越された。息子さんの気持ちもわかる。簡単に買い替えをできる財力もある。しかし、寂しいし、空気が違う。出かけるのも、馴染みの店がないから、出る気にならないと、メールで言っていた。お二人揃っているから、まだいいだろうが、1人で動くことになったら大変だろうと思う。


そう言えば、若い人は、賀状を出さない。

息子が亡くなった時、友人関係がわからなく困った。昔は、家の電話だから、誰からかかったかがわかった。携帯になり、全てわからなくなった。寂しいですね。