今日は、チップについて話してみましょう。
先日書いた話で、ご葬儀の時に、心付けを渡したと言うコメントを頂きました。
昔から、冠婚葬祭の時、ちょっとしたお手伝いの方に、「心付け」として、ポチ袋に入れて、渡す習慣があった。
結婚式も、今は、会場で、お支度から、最後まで、面倒見てもらうので、料金に込み込みになっており、特段個人に渡すことは少なくなりました。
お葬式の時、お寺さんをお寺までお迎えに行き、会場までお送りする。火葬場まで親族が乗る。
前もって予約が入っている場合は、車の行灯(あんどん。屋根の上の電飾)を外したり、車体の飾りも外せるものは外し、運転手のネクタイも取り替える。ここまで準備します。急に呼ばれた場合は、普通のままでいく。そして、出棺まで時間もかかる。白手袋をして厳粛にお送りする。
だから、葬儀社から、ご家族に、心づけなどの話もされるが、気にしない方が増えてきました。
お金が欲しいわけではない。顔も知らない故人様に、縁があって、最後のお見送りをする。
そして、普段の時のチップ。今は、本当に無くなった。昔は、「お釣りはいいです」と言う方が多かった。別に「お茶でも」と、置いていく人もいた。仕事上がり、最初に用意した釣り銭を引いて、売り上げを入金すると、チップの分が残る。別の財布にまとめておくと、1ヶ月で、そこそこ貯まる。
チップとは違うが、時々、小銭が足りないと言う人がいる。いろいろ、探している。「どうしました?」「小銭が足りなくて、一万円札になってしまうのですか」私も、人の子。「10円足りない?いいですよ。次に乗った時、払ってください」そう言ってしまいます。
しかし、中には、ふてぶてしく、「あらー、10円足りないわー。たった10円なの」
こうなると、私も意地である。「おつりございます」一歩も引かない。若い主婦が多い。大体ワンメーターである。ありったけの、千円札を出してしまい、コンビニに行って、100円くらいのものを買って両替しても、絶対、サービスはしない。
やはり、人と人との付き合い。たとえ、5分10分のお付き合いでも、お互い気持ちよく過ごしたいものである。