今日は、お天気の話をしましょう。

雨の日にタクシーが捕まらないのは、みなさん経験ありますね。タクシー側も忙しいです。だからといって、2組も3組も同時に乗せるわけには行きません。ここに客がいると思って戻っても、みんな同じこと考えて、流れが変わっていることがあります。  


そして、雪。東北で夜中までやったので、度胸はついた。

12月に入ると、スタットレスタイヤに履き替える。ある年、11月に、雪が降り出したことがある。

お昼の11時頃から降り出した雪は、見る間に積もりだした。まだ、ノーマルタイヤである。

たくさんの人が、車を求めて手をあげている中、『回送』表示で、急いで会社に戻る。どんどん戻ってくる車に、社長以下、全ての社員がタイヤ交換に追われた。しかし、お客様が溢れている街中で、帰ってこない車がいる。

場所柄、適当に稼げる都会として、集まっている運転手の中でも、北海道や、岩手などの雪国出身者が多い。雪に慣れているから、平気であり、お客様が溢れているから、仕事に精を出している。無線で帰るように呼びかけても、帰ってこない。

たとえ、タイヤが交換されていても、跨線橋などは、登れない。雪があまり降らない街だが、夜中の2時過ぎると、見てる前で、道がピキピキと凍り始める。雪も、高速道路などは、シャーベット状になり、トラックが、追い越していくと、目の前に、飛ばされてきて、何も見えなくなる。

仕事帰りに自動洗車機に掛けたら、車の上で、モップが凍って止まったことがある。


豪雨や台風などの時は、最初から分かれば、休みますが、豪雨は、この頃突然来ます。

崖崩れや、冠水した場所は、無線で連絡が来ます。一度すごい時があって、難儀しました。

電車が止まった場合(事故などでも)気づいた運転手が連絡して、無線連絡が入ります。

おまけに、「鼠取り」なども、連絡が入ります。


タクシーのいいところは、簡単に休めるというところ。体調が悪い時に何かあったら、会社も、まずいわけですし、稼げないのを諦めればいいわけです。