今日は、どう稼ぐかの話をしましょう。
皆さんは、売り上げを上げるということは、どういうことだと思いますか?
遠くに行く。たしかに、大きなことですよね。一度に何万円。美味しいですよね。でも、毎日はない。そして、行ったら、空で帰ってこなければならない。時間の無駄である。
稼げるのは、無駄なくお客様のリレーができること。2000〜3000円くらいの所へ行き、降ろしてそれほど行かないところで次のお客様を拾う。3回くらいで、街中や、駅近に戻って来られれば、1時間での稼働率が上がるわけである。
営業エリアというものがあり、大体、会社のある市町村内である。エリアから、どこへ行っても良い。しかし、エリア外で、客を乗せてはいけない(例外として、自分のエリアに戻ることが分かっていれば、乗せることができる)
だから、遠くに行くと、回送で戻ってこなければいけない。
私は、最長、成田空港まで行った。10数年前、高速代入れても、5万かからなかった。
東関道から湾岸、延々と帰ってくるのは、嫌になりますよ。
12月に、山の上のスキー場、これは、25000円くらい。これは、怖かった。
それから、好きなルートがある。夜、一杯飲んだ帰りのサラリーマンを狙う時、遠目の高級住宅地方面に向いて、待機する。その帰りには、小さな町場のスナック辺りから、近所に帰る客がいそうな道を通る。こういう小さな情報や、土地勘が、小さな売り上げを積み重ねて、最後の上がりの差になる。
小さな田舎町で、乗った時は、おばあちゃんの指名があった。不便な街ゆえ、病院の帰りに、郵便局、買い物、いろんな用を頼みやすいので、よく呼ばれた。家に着くと庭の真ん中に止め、荷物を下ろしてあげる。すると、「お茶入ったよ」「野菜持っていって」長閑でしたね。
それが、ドライバーの一部に妬まれいびられたので、空港待機に逃げた。今ほど便数もなかったが、8時〜4時のパートドライバーでも、3回もお客様を乗せれば、30年弱前で、24000円くらいになる。1日1万円以上の稼ぎになる。
その後、都会で、夜中までやった。100万都市で、同じような走り方をしていると、同じお客様に会う。こちらから見れば、同じようなサラリーマン。しかし、「この先を左、3番目を〜」などと
行き先をいわれ、「あれ〜」と思う。あちらも気がつく。「女性だから❓と思ったら、やはりあなたでしたか?」不思議に、何度もお会いした。
小さいが、会社を経営している方にも、贔屓にいてもらった。時々、会社の若い子を連れて飲みに出かける。時間がかかってもいいから、私にきてくれと言われた。最初は、名前を聞いてもわからなかったが、前の田舎町の時のお客様だった。
20〜30キロある町まで、1人ずつ送り届ける。若い子だから、悪酔いしてる子もいる。私だと、ゆっくり様子見ながら、家の説明せずに帰れる。
優しい、思いやりのある社長さんだった。若かったけど、きっと、いい会社になっているといいなぁ❗️