今、桃が🍑1番美味しい季節。

東北自動車道を夏に走ると、福島県内のサービスエリアで買う桃がたまらなく美味しい。

桃ほど当たり外れの多い果物はない。他のものは、甘くないなと思っても食べられる。しかし、桃のひどいのに当たると、食べられたものではない。

田舎に住んだ時、思い切って福島まで出掛けてみた。福島市に、フルーツラインという、果樹園が並んで、直売所がある観光名所がある。

特に情報もないから、適当にお店を選んで試食させてもらった。我が家の分と頼まれた友人宅には配送を頼んだ。送り先は神奈川、私の住まいとも離れているし、バレないと思ったのか、その店は別物を送った。

姉妹のような友人は、はっきり「不味い❗️」と言い、箱の形状や桃の大きさなど話していて、違うと確信した。夏休みの予定もないという友人に、遊びに誘った。思い切って出掛けてきた。残っていた桃🍑と箱を持って。間違いなく、格下の商品だった。

そこからがすごかった。福島市役所観光課、JA、と連絡を入れた。

そして、果樹園組合の会長さんという方と、連絡が取れた。電話すると、「まず、録音していいか?」と聞いてきた。ただの果樹園のおじさんである。「かえって、言った言わないとなるより、録音してください。経過を話しますのでとりあえず全て聞いてください」と、話した。驚き、そういう会員がいることを嘆いた。

私が作った桃食べてください。そう言って、13個入り、買えば高いものを、私と友人宛にお金も取らず、送ってくれた。食べて驚いた。前に買ったものも私の分は、高いものなので美味しかったが、まるで、別物である。それ以後は、夏になるとTELして、おじさんが1番いい時に送ってください、他の果物も頼んだ。

おじさんは、店を持たない。私達のような客からの注文だけで商売している。山のような伝票抱えて出荷していた。数年前、おじさんが亡くなった。息子さんが、「親父のお客様に、出せる自信がない」と、縁が切れた。未だにあれほどの桃は会ったことない。手の掛け方が違うのでしょう。

最初に買った店は、組合から除名処分され、直売所も閉店させられたそうである。

一度だけの客なら、何でもいいというのでは、全てのお店、一生懸命作っている人たちに失礼である。30年近く付き合って、美味しいものを教えてくれたおじさんに感謝❗️