2006年のOMS戯曲賞が年末に発表されました。

今年の候補は下記の10作品がノミネートされていましたが、

大賞にはデス電所の竹内佑さん『音速漂流歌劇団』が選ばれました。

佳作には大正まろんさん『昼下がりのハチミツ』が入選しました。


関西の若手作家の登竜門とされるOMS戯曲賞。


今後の活躍が楽しみです。



 上田 誠 (ヨーロッパ企画) 「平凡なウェーイ」

 浦本 和典 (劇団八時半) 「腹相撲」

 黒川 猛 (ベトナムからの笑い声) 「ニセキョセンブーム」

 大正まろん (流星倶楽部) 「昼下がりのミツバチ」

 高橋あやのすけ (劇団逆境VAND) 「てつ子の部屋」

 竹内 佑 (デス電所) 「音速漂流歌劇団」

 中村 賢司 (空の驛舎) 「いちばん露骨な花」

 魔人ハンターミツルギ (超人予備校) 「鶴に恩返し~ 例えば火の鳥の飲む麦茶~ 」

 水沼 健 (演劇計画2005) 「象を使う」

 山口 茜 (トリコ・Aプロデュース) 「配給された男」
過去の受賞作はこちら↓

第1回(1994年) 応募数 61篇

大 賞 「坂の上の家」松田正隆(時空劇場:受賞当時)
佳 作 「レ・ボリューション」岩崎正裕(199Q太陽族:受賞当時)

第2回(1995年) 応募数 46篇

大 賞 「ともだちが来た」鈴江俊郎(劇団八時半)
特別賞 「海と日傘」松田正隆(時空劇場:受賞当時)

第3回(1996年) 応募数 55篇

大 賞 「夏休み」内藤裕敬(南河内万歳一座)
佳 作 「嵐のとなりの寝椅子」蟷螂襲(PM/飛ぶ教室)

第4回(1997年) 応募数 73篇

大 賞 「ここからは遠い国」岩崎正裕(199Q太陽族:受賞当時)
佳 作 「鈴虫のこえ、宵のホタル」花田明子(三角フラスコ )

第5回(1998年) 応募数 67篇

大 賞 「滝の茶屋のおじちゃん」蟷螂襲(PM/飛ぶ教室)
佳 作 「パノラマビールの夜」久野那美(箱の階)

第6回(1999年) 応募数 85篇

大 賞 「その鉄塔に男たちはいるという」土田英生(MONO)
佳 作 「YS」中田あかね(TPプロデュース)

第7回(2000年) 応募数 87篇

大 賞 「深流波-シンリュウハ-」樋口美友喜(劇団Ugly duckling)
佳 作 「ベジタブルキングダム」酒井宏人(クロムモリブデン)

第8回(2001年) 応募数 74篇

大 賞 「ひとよ一夜に18片」樋口美友喜(劇団Ugly duckling)
佳 作 「祭りの兆し」山岡徳貴子(魚灯)

第9回(2002年) 応募数 77篇

大 賞 「mju::::zikal」サカイヒロト(WI’RE)
佳 作 「コンコン とんとん ポロンぽろん」芳﨑洋子(AI・HALL SHOWCASE SELLECTION/のはら工房)

第10回(2003年) 応募数 70篇

大 賞 「他人(初期化する場合)」山口茜(魚船プロデュース)
佳 作 「てのひらのさかな」中村賢司(鋼鉄猿廻し一座)

第11回(2004年) 応募数 71篇

大 賞 「愛のテール」ごまのはえ(ニットキャップシアター)
佳 作 「夜、ナク、鳥」大竹野正典(くじら企画)

第12回(2005年) 応募数 73篇

大 賞 「壁ノ花団」水沼健(壁ノ花団)
特別賞 「ヒラカタ・ノート」ごまのはえ(ニットキャップシアター)
佳 作 「愛と悪魔」司辻有香(個未来)

中之島演劇祭2006

「中之島演劇祭2006」 朝日放送創立55周年記念事業


今年の関西小劇場を語る上で、このイベントは見逃せないでしょう。


2006年 10/27(金)~11/10(金)


中之島4丁目テント(仮設)にて行われた関西では久々の大型演劇祭


朝日放送が主催ということもあり、TVCMが頻繁に流れていたので


ご覧になった方も多いのでは?


出演劇団&公演名:


・王立劇場 「The Worst of...」
・リリパット・アーミーII 「天下御免の馬侍」
・ザ・プラン9「地上最低のショウ」
・ファントマ 「Red River Valley」
・スクエア「ひかげの軍団」
・ヨーロッパ企画「ブルーバーズ・ブリーダーズ」
・劇団パロディフライ「潮町二番館・旅立ち」
・WAT MAYHEM「パンク侍、斬られて候」


明らかに小劇場とは畑違いな団体も含まれているが


なかなか個性豊かな面々だったのではないかと思う。


このような企画が毎年頻繁におこなわれていけば


80年代のような小劇場ブームの再来になると思うのだが・・・


 三谷作品としては以外と無名かもしれない。

当初は市村正親、加賀丈史の四季コンビで公演される予定だったが、


初日の二週間ほど前に加賀丈史が急遽降板あせる


台本が、この二人で演じられることを前提とした


いわゆる『あてがき』だった為、


現場は相当慌てた様だが作品は非常に面白い。


戸田恵子演じる往年の名女優の7回忌に


昔の盟友である作詞家と作曲家が再会し


彼女に捧げる歌を作り上げていく。


喜劇ではあるが、ほんのりと心の温まる内容である。


ポニーキャニオン
You Are The Top ~今宵の君~