私は大江戸コースは時間内完走している。

だからこそわかる、

ここからのコースはメンタル勝負だ。


北風5mという、

まぁまぁの強風だった。


まずは羽倉橋までの河原沿い。

なかなかに長く感じる。

次の橋か?

いや、まだまだ遠そうだ。


いつもなら普通に走る10km弱が、

こんなにも長いなんて。


左膝に痛みが出て、

途中でマッサージをしながら騙し騙し走る。


やっと約9kmの河原沿いコースが終了。


あとは川越街道を含む15kmだ。

ゆっくりでも走っていたが、

途中で胃のトラブルが少し出て来た。


迷ったが歩くことを決断。

酷くなってから歩いても、

改善するまでの時間が長くなるだけ。


そう信じてすぐ歩いた結果、

気持ち悪さは数百メートルで改善。


それでも長い川越街道。


しかし私にとって特別な場所。

今は亡き戦友と大江戸コースに出場し、

一緒にゴールをしたラストスパートの場所。


走馬灯のように思い出が込み上げ、

無事に川越市の蓮馨寺ゴール。



昼下がりの小江戸川越は、

たくさんの観光客でごった返していた。


痛い足を動かし、

時の鐘あたりを散策した。


この場に戻ってくるのは3月9日。

4度目の正直といきたいものだ。