阿蘇神社から重い荷物が届きました
何だろうと開けてみると
拝殿の廃材で作られた特製朱印帳と熊本日日新聞社から出版された災害復旧の記録誌でした
この本は、先日書店で見かけたので
買おうかなとだいぶ迷ったのですが、買わなくてよかったです
熊日の編集局編集一部長の岡本幸浩さんが
阿蘇の人たちと阿蘇神社のつながりについて書かれていたところを紹介します
阿蘇地域の人たちの前向きな姿勢は、自然災害に繰り返し襲われ
そのたびごとに乗り越えてきた、たくましい歴史と無縁ではないようだ
近年では平成2(1990)年、平成24(2012)年、
いずれも梅雨末期の集中豪雨により、阿蘇市などで大きな災害が発生した
(中略)
阿蘇中岳の噴火による降灰被害にもたびたび見舞われ
熊本地震の半年後には36年ぶりとなる爆発的噴火で
大量の火山灰が一の宮町を中心に降り注いだ
(中略)
冬場の寒さも含めて厳しい自然と隣り合わせで暮らす阿蘇の人たちには
太古の昔から災害に遭うたびに時間をかけて元の生活を取り戻してきた
(中略)
阿蘇神社が、時代を超えて地域のあらゆる人たちから崇拝をあつめるのは
苦難を乗り越えるための「心のよりどころ」でもあるからなのだろう
「自然は酷だが、人間の力ではどうにもならない
生きていられるのは阿蘇神社の神様のおかげ」
熊本地震で自宅が全壊し、長期間の仮設住宅暮らしを余儀なくされた農家の男性は当時
耐え難い現実を受け入れるようにしみじみと話した
確かに阿蘇で暮らしていると
2,3年に一回は何らかの災害に見舞われるような気がします
それでも阿蘇で暮らしたいと思うのは何故でしょうね
父の四十九日が終わったら、阿蘇神社の神様にご挨拶に行こうと思います