茨城・千葉の一の宮仏閣を巡りました

清澄寺に参拝しました

 

清澄寺は、日蓮上人が幼少期に入山修行をされた寺です

そののち上人はこの地で立宗宣言をされました

 

強風の吹き荒れる中、コートの襟を掴みながらの参拝となりました

仁王門

お坊様たちが戸締りを始めたので

急いで参拝しました

「日蓮上人祈誓、空蔵菩薩安置」とあります

ここで疑問

日蓮宗は偶像崇拝を許さず、板曼陀羅をご本尊としているはずです

なぜ、虚空蔵菩薩像がお祀りされているのでしょう???

 

そんな私を尻目に、扉はパタパタと閉じられていきます

社務所もあっという間に閉鎖されてしまいました

 

由緒書きを見てみると

清澄寺は、もともと真言宗のお寺だったそうですが

大正時代、廃仏毀釈の余波と台風の被害の為衰退していきます

起死回生を図るには、日蓮宗に改宗するしかないという機運が高まり

昭和24年に日蓮宗大本山清澄寺となったのだそうです

 

思わず「何だそれ~!?」

と声を出してしましました

 

真言宗では生き残れないが、日蓮宗なら何とかなるだろうというのも、何だぞれ~!?

それまで「南無大師遍照金剛」と唱えていたお坊様が、「何妙法蓮華経」と唱えだすのも、何だそれ~!?

 

でも、だからこそ改宗に25年以上もかかったのでしょうね

当時の皆さんの苦悩が分かる気がしました

お寺を維持していくのは並大抵なことではないのだと思います

 

祖師堂

観音堂

残念ながらタイムリミットとなりました