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今日は御祭神は阿蘇十二神ではないけれど、

阿蘇の神話に基づく神社や大事な神事が行われている神社を紹介します

 

霜神社(阿蘇市役犬原)

火焚殿(阿蘇市役犬原)

 

この2社は、阿蘇の神話「鬼八」に関係する神社様です

 

「弓の名手であった健磐龍命の命は、往生岳から的石に向かって弓の稽古をしていらっしゃいました。その矢を家来の鬼八に命じて取りに行かせていました。鬼八は、矢を99本目までは走って持って帰っていたものの、100本目は疲れて足の指に挟んで投げ返しました。その矢が命の足にささったものですから、命は激怒し、鬼八の首を切り落としてしまいます。鬼八の首は天に飛んでいきますが、それから霜の害が続くようになりました。困った命は、鬼八の首を御神体にした霜神社をつくり、火焚殿で2か月間焚火を絶やさぬようにして鬼八の霊を弔いました。」

 

鬼八は、大和政権に征服された土着の民の姿ではないかという考えもあります

見方によっては、理不尽な扱いを受けた先住民の悲しい話にも思えます

 

風宮は、阿蘇大神が風を鎮めるためにつくられた宮で、2社あります

風宮(阿蘇市一の宮)御祭神 志那津比古命 志那津比め命

一の宮の風宮は、阿蘇市役場の横にあります

 

風宮(阿蘇市手野)御祭神 志那津比古命 志那津比め命

手野の風宮は、国造神社の下手にあります

静かで厳かな佇まいです

二つの風宮で同時に風鎮の特殊神事が行われるそうです

 

阿蘇は、今でも毎年のように自然災害に見舞われます

 

当時の為政者にとっても

阿蘇の自然の猛威を鎮めることは

大きな大きな課題だったのだろうと思います

 

今年は災害のない阿蘇であってほしいと

心から願っています