だんまり決め込む『月組トップ娘役』の意味 | 完全に流されまくりの日常…

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突然趣味思考が突然変わりますが、良かったら覗いてって下さい~✨

もう2週間以上前ですが、
月組トップ娘役愛希れいか主演、
『愛聖女~sainte d'Amour』弾丸ツアーで行って来ましたラブ
愛希れいかは、
トップスター
でしたね。

2017年以降は月組Wトップスター体制で公演してたので凄かったの当たり前です。
贅沢な時代でしたキラキラ




当然この公演も、
ちゃぴちゃんは誰にも負けることなく、
大人の王子様(裏ボス?)紫門ゆりや様に見守られ、

月組のテクニカル面を支える千海華蘭ちゃんが懸命に働き、

娘役の見本、白雪さち花様
が舞台を更に昇華させている、

月組のパーフェクト布陣ともいえるメンバーを抱えながら、
実に舞台の大半を
ジャージ姿で過ごしたちゃぴちゃんがなお主演として輝き続けた訳です笑

私は以前申し上げた通り、
宝塚ファンとして日も浅く、
価値観もどちらかというと宝塚ファンの方とはずれています。


故に、
トップスター頂点のスタイルばかり見てると飽きるし“水戸黄門”みたいだなと思ってしまいます。

だから女性(娘役)がしっかり立場を作る月組の現代的なスタイルが好きでした。


それだけではありません。
男役は娘役に持ち上げられる事に慢心せず、
ストイックに成長を遂げようとしました。

『カルーセル輪舞曲』では、
東京公演中最後まで男役大階段を全員練習し続けていたと、
あーさ(朝美絢)のトークスペシャル(2017年2月)で話してました。

そういう意識の高さ、厳しさが、
あの美しい黒燕尾の正統派な難しい躍りをいっそう引き立てていた訳です。

そんな月組のトップスターだった珠城さん、
ちゃぴちゃん。
そこに更に
宝塚で稀有な存在感を保つ美弥るりか様が居る訳で。


結論。
月組の現代的なスタイルに慣れている
月組のファンはもはや質の低い公演なんて観られないでしょう。



『組ファン』というのは、
負け続けてもなお同じようにコンスタントに応援にいく阪神ファンみたいなものと思ってました。



でも、
宝塚の『組のファン』というのは、
違うようです。

基本ファンは『推しジェンヌ』がいる組に通い続ける。

一応基本的に好きな組はありますが、
その組が現在推しジェンヌがいなかったり、
自分の理想とする姿で無いときはいくら組担当とはいえ距離を置いてる傾向にあります。



何故か。
組のカラーは所属するジェンヌ体制に左右されやすいからです。


特にトップスター、娘役は組のカラーを支えるという点で大変重要なポジションです。


月組のトップ娘役の発表を遅らせているのは、恐らくこの
超絶プレミアム体制に賛同してきた月組をファンを失う可能性が高い、
という人事が現時点で有力である一方、
見直されてるのかなと思いました。



月組の赤字大国の再来、
という人事が現時点で確定していたら、
自分が劇団経営企画部門の人間だったら、
阪急HDに掛け合ってでも絶対に見直しすると思います。


宝塚歌劇団は伝統芸能じゃないので、
常に黒字化しなければいけません。
前の記事にも書きましたが数字が取れるトップ体制にする必要があります。



そして。
最近以外と問題視されてるのかなと思ったのが、

今の月組らしさを保つための体制とモチベーションを維持することです。

今の月組=攻めの体制、
つまり
新しい挑戦
最高品質を追求する
これをやり遂げる体制を保とうとしてるからこそ、
トップ娘役発表が遅れているのではないかなと思いました。



それは簡単な問題ではないのです、きっと。

月組のカラーを真面目に作り直すチャンスがやっと巡ってきた近年に、
簡単に
上に言われてハイどうぞ
みたいな決断が出来ないのではないかなと思いました。


何よりも
月組の組子のモチベーションとプライドを傷つけてはいけないでしょう。


5組全部見てきましたが、
月組のプライドの高さは5組中一番だと感じました。



『愛する祖国を立て直す、嵐を巻き起こす』
『立ち上がれ今こそ、古い時代に終止符を』

月組のボス、宇月颯氏が2017年に歌わされ続けた のはこんな歌詞ばかりでした。

彼女に与えられた歌詞には、
強い月組の意志が込められていた気がします。



古き良きものは他の組に任せて、
あくまでも月組は新しい挑戦を続けていく。
その為には高品質である実力派でなければいけません。


その為の人事、
それが次のトップ娘役の発表に繋がるものであってほしいと、
ご贔屓がいなくなった今、
純粋な月組のファンとして思います。


ぜひ!
新しい挑戦を続けて下さい!