やっと晴れが続いて洗濯がはかどるー!
とかルンルンしてたら、ついに蝉が鳴き始めてる!!
そういえば少し前に今年初の蝉の抜け殻を発見してテンション上がったとこだったんだ。
夏だー!夏だいすき!!
さ!昨日はまたまた映画鑑賞デー。
まずは「愚行録」
また暗い重いのきたねー!
で、これ良かった。
映像も音楽もなんとも暗くて気味悪いこの感じがゾクゾクする。
前日「死刑にいたる病」がちょっと期待ハズレだったぶん、こちらは「そうだよー!これこれ!こーゆーの!!」みたいな(どんな?)。
完全に好きなタイプ。
※以下少々ネタバレあり
冒頭の妻夫木聡扮する田中のあのバスのシーン、観る人によれば胸糞なのかもしれないけど、私からするとけっこうスカッとジャパンでした。
あの短いシーンに田中の腹黒さ・・・いや異常性?がよく表れてる。
序盤でグッと胸を掴まれてしまいました。
ある殺人事件について、被害者夫婦を知る人間に話を聞き出しているうちに明るみになる真実。
過去と現在のシーンがいったりきたりする構成は下手すると頭がゴチャゴチャになりそうなのに、人物がちゃんと若い頃と歳を取った時の演じ分けができてる(現在のシーンでは見た目もちゃんと老けてる)のがすごいなと思いました。
ていうかこの映画、出てる人みんな演技が上手くて観ていてストレスがないのが最高!
その中でもやっぱり満島ひかりは群を抜いてますね・・・もう見てるとちょっと不安になってしまうようなあのキャラクター。
そして最後の方で一人語るあのシーンのイッちゃってる感。
めちゃくちゃゾクゾクした。
最後にすべてがバチーン!と繋がる!!みたいな気持ち良さはないんですが、観終わって「これってこういうことだよね??」って自問して、また最初から観たくなるこのかんじ。
出てくる人みんながみんな愚かでクズな部分があって(だからと言って殺されていいわけではないが)、人間のしょーもなさ、みたいなものが凝縮されてるような映画ですね。
個人的には眞島秀和さんのクズさが、最低なんだけど妙に色気あってよかったわ〜。
昨日はもう一本!
暗いの続くとメンタルに影響されそうなので軽いの(?)を。
「愛がなんだ」
岸井ゆきのが成田凌に振り回される、くらいの予備知識で観ました。
岸井ゆきのが可愛い。
アマプラのドラマ「1122」で絶賛した成田凌はこの映画はあんまりかっこよくない(笑)・・・はずなのに、妙に沼らせる雰囲気のあのクズさ加減がリアル!
※以下少々ネタバレあり
テルコがひたすらマモちゃんに執着して振り回されて都合のいい女になって、それでも幸せ!みたいなわりと報われない話です。
女も40になれば、若い頃のあんな恋愛やこんな恋愛を思い出して「うおおおお・・・わかる・・・わかるよテルコ・・・!」と共感しつつ、当時の自分のヤバさイタさを思い出していたたまれやいような気分になるのではないでしょーか。
え、私はいつだって彼ピとラブラブで大切にされてきた恋愛しか経験ないから全然共感できないって??
あーそうですかそうですか。撤収撤収!!
・・・と、経験値により面白いと感じるか感じないかが分かれそうな作品かなと思いました。
岸井ゆきのと成田凌が上手いから、2人の会話劇がリアルで、自然すぎてまるでドキュメントを観ているかのよう。
2人のイチャイチャシーンが素晴らしすぎてそれだけでも観る価値のある映画だと思います。
ただ、あのラップのシーンはなんなん?笑
私あのシーンがもうなんか、見てて「え、これは何を見せられているの私・・・?」ってなって早く終わってほしくて仕方なかったんですけど(笑)。
あ!あと最後にマモちゃんの男友達がチラッと出てくるけど、「え、こっちでええやん!!」ってなりません?笑
めっちゃイケメン。スラッとしててかっこいーし。やたらイケボだし。
思わず調べちゃったよ。中島歩さんという俳優さんだそうで。
実際あんなスカした男いたらイラついてしょーがないと思うけどな。
まぁ、それだけ近くにイイ男がいてもあっちに執着してしまうのがリアルなのかな。
ただ、タイトルで「愛がなんだ」と言いつつ、テルコにもマモちゃんにも愛なんてないよな。
そこにあるのは“恋”のみ。
だからと言って「愛と恋の違いを述べよ」と言われても口ごもるけどさ・・・。
さて今日も少しだけ時間があるので、一本観ようかと思います。
噂に聞くにはとんでもない鬱映画らしいので観るのドキドキ・・・明日心が死んでませんように。