私の叔父の家に
大きな火鉢があった
田舎ではなく
大阪市内に住んでいて
大邸宅でもないんだけど

従兄弟が独り立ちして
叔母が亡くなった後は
6畳と4畳半のアパートで
叔父が使ってた

ヒーターやストーブのような
暖房では無いけど
上に手をかざすと暖かく
鉢の外に引っ付くと
ポカポカしてて

重たい物だから
ひっくり返る事もなく
火を消すのは
灰に炭を埋めるけだ

翌日、火をおこして
部屋が暖まるまでの時間は
ストーブに負けるけど
とても安全な暖房

こんな寒い日は
火鉢に抱きついていた
小さい頃を思い出す

10年以上も前に
処分されてしまったけど
形見分けに貰っておけば良かった~