ノビテクマガジン主催の特別講演会「はたらくをたのしむ」に参加してきました。

 

講演者は、株式会社Indigo Blueの柴田励司氏と

一般社団法人ユーダイモニア研究所の水野貴之氏。

柴田氏の講演タイトルは「楽しく働くための3要素とは」
水野氏は「幸せの定量化で変わる人と組織」


水野氏は、人間の幸福度を可視化するeumoグラムを発明した方で、

興味深い講演でしたが、これについては、

語るのに1週間はかかりそうなので(笑)、いずれ機会があれば。

「はたらくをたのしむ」は、まさに私のテーマとするところ。
講演者両名は、素晴らしい経歴の持ち主ですが、

ユーモアを交えながら楽しく、ためになるお話を聞かせてくださいました。

ここでは、柴田氏が提言してくれた「楽しく働くための3要素」について。

1.『居場所』だと思える
2.その『居場所』が好意的に評価されている
3.その『居場所』にいることで、成長実感がある


3つの要素を簡単に説明すると、


1.    社員が心地よいと思う仕事環境であること。
    上から役割を押しつるより、社員の自主性を大切にしたほうがよい。

2.    会社自体が、社会的によい評価を得ていること。
    人に話した時、「あっ、そのサービス利用している。便利だよね!」

    とか褒められたら悪い気はしないもの。

3.「成長実感」は、上から命令されてやる仕事よりも、

   仕事の当事者になることで得られるもの。

柴田氏も新卒で京王プラザホテルに入社して宴会部に配属となった際、

時はバブルでホテルの仕事もてんこ盛り。
新人なのに結婚式やイベントの現場をまかされ、

数々の修羅場を経験されたそうです。

結婚式の途中で「事件勃発」しても、助けてくれる上司はなし。
自分で考えて解決しなければなりませんが、それが強烈な当事者感。
命令されて動いているのではなく、自分で考えて動いているので、

残業月120時間以上(!)でも楽しかったそうです。

こういう体験、個人的にも経験しているので実感がわきます。

現在は、ベンチャー企業などの方が、

このような「圧倒的当事者感」は経験しやすいかもしれません。

一方、“全力で指示を待っている”タイプは、

伝統的な大企業に就職した方が働きやすいでしょう。

今、会社員として働いているみなさん、3要素は揃っていますか?

揃っていないなら、改善策を考えた方がいいかもしれません。