奥山のぶですニコニコ


4年前に、大っ嫌いになった人がいました。

苦しくてもがいた分、
彼女を通して、彼女のおかげで、

自分の闇が光になった。


なーんて思えるようになったのは、今年に入ってから。
4年かかったな。



4年前。
最初の頃は、大っ嫌いだという自覚もないぐらいに、不感症で頭でっかちな私がいた。
そもそも、私は人を嫌いにならない、と思っていた。
というか、人を嫌っちゃいけない、とさえ思っていた。


彼女の言動に、なんか、コワイ、ヤバイ、、というようなざわめく感情があったけど、見て見ぬふりをして、

彼女には彼女の理由がある、
彼女にもいいところがたくさんある、
私がニコニコオープンでいれば彼女も柔らかくなるはず、
彼女が私をニガテなら仕方がないよね、

などと自分に言い聞かせ、私はニコニコふるまっていた。
頑張って話しかけたりもした。

当時は必死だったしそれが最善だと思っていたけれど、
後になって、
なんとも気持ちわるいことをしていたと、気がつく。


感情と言動の不一致。


自分の感情を受け入れていない状態でのニコニコは、不自然でしかない。

そんな不自然を続けていたから、ますますエスカレートした。


集団の中で、彼女の言動に傷つく私。

彼女の私に対するキツさがあからさまで、周りの人が心配するぐらい。


中学時代のいじめを彷彿させた。




そして、ある日のやりとりをきっかけに、自分を保っていたものがプツンときれた。


帰宅してから家の風呂場で、

「だいきらいだー!!!」
と、叫んだ。
思いつくままの暴言を叫んで、泣いた。



とても、スッキリした。
愛想笑いを、やめることにした。



やっと気がついた。
 感情に蓋をして、ヘラヘラしてしまう自分をやめたかったことを。 



彼女をキッカケに、本来の「自然体」の自分に、どんどん戻っていく。


「今までムリさせてごめんね」
と、自分で自分に謝った。



威圧的で、堂々と上から目線な人がニガテだった。



それは、威圧的で、上から目線になりがちな自分を、否定していたから。。

否定していたから、堂々とそれをやっている人がイヤだった。

いわゆる、「投影」。



そして、中学時代の傷。
思い出してもなんの感情もわかないし、
私の中で当たり前の、隠したいわけでもなんでもない過去の出来事のひとつだったイジメを受けたこと。



中学生のときの辛かった感情の蓋が、
4年前、彼女の存在をキッカケに、
開いた。



「大嫌い」をちゃんと認めて、
不自然なニコニコをやめたら、
グッと楽になって、
自動的に彼女のことで傷がつくようなこともなくなった。

自分の出しているエネルギーが、返ってくるものね。





もう会わなくなって月日が経って、静かな心で、
「彼女のおかげで自然体になれたなぁ」
と思えるようにはなったけど、
やはりまだかすかに、思い出すと胸がチクっとざわめいていた。

偶然会うとか、もちろん避けたい。
会いたくない。




なんだろうなぁ。。
もっと、愛でいっぱいになるために、何か残っているテーマがあるのかなぁ、とぼんやり思っていた。

「自分をうつしている鏡で投影だったのね、、」
だけで終わらせるのはもったいない。

まだ残る、チクっざわっを見過ごさない。





次のステップが、まだあった。

去年「潜在数秘術」を知って、私の数字に、
「堂々と上から目線で偉そうにする」という数字があった。
LP8。
へなへなと、笑った。





LP8の特徴が、数ヶ月かけて愛おしくなってきた頃、私は私を許せたみたい。



ただだだ、「みとめてほしかった」
という本音とともに。


そうして、エネルギーがはっきり変化したことが分かった。








ついに彼女に、偶然、会う。


言葉は交わさず、会釈した程度だったけど、
そこに漂う空気は、
あたたかくて柔らかくて、胸がいっぱいになった。

彼女の身につけていたものや表情が、ステキ。。!と思えるぐらいに。




4年かけて、やっと、昇華した。


自分の中の自分がやっと癒されて、嬉しくて。
そして、彼女に、世界に、感謝があふれた。




誰かを通して辛い思いをするほどに、
もがき苦しんで泣くほどに、
自分の中にある生きづらさのカタマリに気づかされる。


カタマリを溶かしていく過程で、
ちゃんと相手を嫌ったり、 
自分から湧き出てくる感情を味わうことで、見えてくる景色が変わる。



黒いカタマリを見ようとしないで平和ぶっても、解決しない。

カタマリだとか、闇だとか、
まぁ表現はなんでもいいんだけど。


その辛い出来事は、自分の光だとか花を開花させる、愛すべき役割、なんだよね。



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そうそう。
LP8。

人の適材適所だとかを見抜けて指示がテキパキできる潜在能力があるんだけど、
それが未熟に働くようなときは、威圧的で威張りん坊になったりする。


影響力あるリーダータイプが威圧的=みんなが萎縮して自分らしさを発揮できない


私が威圧的な人に対してものすごく敏感になったのは、父親の影響もあったと思う。


萎縮してビクビクしていた幼い頃の私。


もちろんこれも、父親のせい、という思いはずいぶん前にはずれてはいたけれど、


萎縮してビクビクする自分はまだ残っていたんだと、彼女を通して気がついた。



イジメでビクビクする自分。
威圧的な上司にビクビクする自分。








「感情を感じきる。」
それをしても壊れない自分、
という準備とができたら、絶妙なタイミングで解放して昇華できるんだなぁ。





自分から自分への愛って、すごいなぁ。