オタクとATM | BTSがいる時代

BTSがいる時代

BTSについて、思いつくまま綴るブログ。
7人全員が大好きです。

まだbtsの沼に落ちる前に、何かのテレビでアイドルを追い掛ける人達を特集した番組を見た。そのなかでも、ファン達のお財布事情を深く掘り下げていた。

たくさん湯水の如くお金を使うアイドルオタクの事を《ドルオタ》と呼ぶという事をその時初めて知った。そこまでいかなくても、お金をどんどん出してくれるファンの事を《ATM》と言うらしい。

それはもちろん、アイドルが「ATM!!今日は来てくれてありがとう!!」なんて言うわけもなく、ファン達が自虐的に「ATMとして頑張ります!」「ATMだとしても、いいんだ」みたいに使うらしい。

 

韓国のアイドルを追いかけていると、日本で応援しているファンの子達は、頻繁にその言葉を言う。しかも、《日本は》と限定して使う。

「日本は所詮、ATMだから」「ATMでもいいんだ、好きだから」

それに付随して、

「所詮イル活(日本での活動)は、出稼ぎ」

「イル活に力入れてるねー、ツアーの資金稼ぎだね」なんて事もよく言う。

 

そして最近、新曲中止騒動でもそのような意味の言葉が飛び交っていた。

「握手会で積ませる」「何種類も買わせる」「ペンミのチケットが本国より高いのもおかしい」。燻っていた色々な不満が出てきたようだった。

 

私は理解出来なかった。まず根本的な事から言うと、大好きなアイドルを応援しているはずなのに、なんでいつも怒ってばっかりいるんだろうと不思議だった。買わせる??誰か、スタッフかレーベルの人達がその子の手を引っ張って、「おい、財布だせよ〜。これ買えよ〜。」って言ったわけでもないだろうに。握手会に当たりたくて、複数枚のCDを買うんだろうけど、そんな事誰も頼んでいない。事務所からしたら、売り上げアップを期待しての特典なのは、誰もが知っている事だろうけど、雑誌についてくる付録と一緒のあくまでも特典だ。それに握手会は日本独自のイベントで、本国では、army達の夢の夢の夢のイベント、サイン会がある。btsが日本のスタイルに合わせているだけだ。それに、もう少し手軽なハイタッチ会を行う他グループが多い中、btsが今でも握手会をやるのは、より多くの日本のarmyへのお返しだと思う。だって、大変だったらもっと握手する人数を減らして、当選確率を下げたって売り上げは変わらないだろうに、握手する人数を増やしていってるんだから、私はお花畑と言われようとも、‘日本のarmyのため’と思う。そして、ペンミのチケット代に関しては、「渡航費!!運搬費!!大きい会場代!!宿泊費!!」

ハァハァハァ・・・。

出稼ぎ出稼ぎ言うけど、事実だと思う。「日本アイシテマス」とか偽善だから!とキレてる人を今日見かけたけど。デビュー初期はお金を稼ぎに来てる。もちろんファンを増やしたいとかもあるだろうけど。

実際お金を稼ぐために大体の人は就職するわけだけど、志望理由に《お金を稼ぎたいから》なんて書く人はいない。《御社の社風に共感を、、、》なんて嘘八百書くでしょ、みんな。私だけかな?ごめんなさい。それでも本当は‘お金を稼ぐために’入った会社でも、やりがいと、分かり合える同僚や励ましてくれる上司との出会いで、掛け替えのない時間になったりする、、、事もある。みんなほんの若い少年少女達なんだから、なんでもかんでも理想を押し付けないでーって思う。

 

「いやなら買わなきゃいいのに。」こんなありふれた意見にもキレ気味で反論されたりするんだから、アイドルのファンの世界ってちょっと怖い・・・。

 

グッズやDVDがどんどん供給される事に関しても、お金が追いつかないと怒る。

なんだか、ケーキバイキングに行って、

「こんなに何種類もあるなんて!!全部食べさせる気なの??太っちゃうじゃないのーっ!!」

って怒っている人みたい。(そんな人見た事ないけど)

隣のテーブルの人がそんな風に怒っていたら、せっかく美味しいケーキを楽しみにしてきたのに、なんだか楽しくなくなるからやめてほしい。

 

「所詮ATMだから」発言は、

「私って彼にとって本命じゃないの、遊びなの。でも貢いじゃうんだ」

って言っているみたいだからやめてほしい。

もしその発言が彼の耳に入っちゃって、本当は本命だと思っていたのに、「そっか遊びだと思ってるんだ、仕方ないや、浮気しちゃおっ」ってなるから報われないから本気でやめてほしい。

 

もしもだけれど、‘ATM ’の意味が、《熱く、楽しく、前向きに》を略した言葉として使っているとしたなら、ただただ応援しようと思う。