ちょこっと昔の思いでとか。


たぶん小学校一年生とか、そのくらいの歳に、姉と姉の友人、その妹さんと4人で出かけようってなったことがあって。


とにかく田舎だから、電車に乗って駅ビルで買い物しようって話になって、
それまで電車とか乗る機会がなかったわたしたちは、初めて保護者抜きで電車に乗ることにしました。



当時から最強のチキンだったわたしは、楽しみというよりお母さんいなくて大丈夫なのか? という不安のほうが大きかったのです。


お母さんからお小遣いをもらって、よく覚えてないけど電車賃がすごく高かったし2千円くらいもらったのかな、普段は小銭しか入ってない自前のお財布に入れて、
電車に乗ってみんなで出かけました。



駅ビルについて、いろんな売り場をみて歩いて、姉や友人はそれぞれ好きなものを買っていましたが、
いまのお金でお昼代、帰りの電車賃も払うんだよなぁ…
とひたすら心配してたわたしは、残しておく値段の計算もできずにただただ不安でした。笑



それで、おもちゃ売り場のところで、当時のわたしからしたらそれはもうお宝みたいにきらきらした瓶詰めが売ってたんですね。

瓶になんかよくわからん置物みたいのをフタが閉められるまで詰め込み放題ってやつです。

みんなもすごくかわいいって騒いで
みんなで買おうってなったんですね。

でもたしか、値段がけっこうよかったんだ…たしか、500円くらいだったかなぁ?



これまたチキンなわたしは、目の前のお宝を泣く泣く諦め、好きなものを瓶に詰め込んでるみんなを見てました。


結局たしか、お昼と帰りの切符を買うにはお金が足りない子が一人いて、その分をわたしが出したんだよなぁ。笑

それで、こころの中でずっと思ってた。わたしの判断間違ってなかったじゃん!って。笑


でもいま考えたらお金使い切ったって公衆電話でお母さんに電話すれば、迎えに来てくれたんだろうけどね。笑



帰宅して、わたしは家で泣いた覚えがある。
みんながわたし抜きでおそろいの瓶詰め買った! なのにわたしは、電車賃のために余計なお金を払った!って。


姉が持ってる瓶詰めを見てまた一層悔しかったし。

そしたらお母さんが、後日駅ビルに連れて行ってくれて、瓶詰めをやらせてくれたんだよね。



嬉しくて嬉しくて、みんなは何を入れてたっけどれがキレイだと言ってたっけと思い出しつつ、お母さんに見られながら瓶詰めしました。



大満足で家に帰ったんだけど、姉の机の上に置いてある瓶詰めをみたら、なんかもう全然違うものに見えたんだよね。
姉の瓶詰めは本当にたからもの。わたしのは、ただのおもちゃ。

なぜかそう感じた。


だから自分の机の上に置いたは置いたけれども特に思い入れもなくだんだんぬいぐるみとか教科書に埋れちゃいました。



いま思えばあれは初めてでドキドキな乗車体験や保護者抜きでのお買い物を、一緒に共有した友達と一緒に選んで騒いで買ったからたからものなんであって、
後日一人で買ったものがその仲間に加われるわけないし、そんなものに輝きなんか感じなかったのね。



いろいろ視野が広がった今となっては、まあ、その場のノリってもんがあるから、うまく乗っとけって、それだけの話なんだけどもね。


小学生当時はおはこ娘だったんだろうね。わたしも曲がりなりにも、社会にもまれて成長したのね。



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これがその瓶詰めですが、
母を亡くした今となっては、また別の輝きを持っているから捨てられません。