好きな曲は?
と聞かれたら、たくさんのアーティストの曲名が出てくると思う。

でも、
好きなアーティストは?
と聞かれたら、その選択肢はかなり限られてくると思う。

自分の場合は、ピンク・フロイドシャーデーだ。

前者はロックであり、後者はR&B/ソウルで、ジャンルは全く違っています。
また、二つの一般的なファン層というのも、全く違うと思う。
以下は個人的な推測から。

ピンク・フロイドは、デビューが1967年。全盛期と呼ばれるのは1970年代。
元々メディアへの露出が少ない事と、日本での馴染みも薄いこと。
年代的に、今の10~20代が知る機会というものが皆無に等しいこと。(そんな私は20代)
又、海外では別の話かと思いますが、女性のファンは極めて少ないと思います。
1970~80年代までに、「狂気」「原子心母」、「THE WALL」といった作品を体験してファンになった方が多いのではないでしょうか。

一方、シャーデーのデビューは1984年。
2000年以降、オリジナル・アルバムのリリースは無いのですが、今でもラジオや街中で耳にします。オシャレな音楽と言うイメージがあるのか、こちらは女性のファンがとても多いと思います。日本のアーティストにも、多大な影響を与えているのではないでしょうか。
単に見せかけのカッコよさではなく、本当の実力を兼ね備えたアーティストだと思うので、ジャンル問わず、幅広く多くの層に受け入れられる音楽だと思います。

そんな一見、全く質の違うふたつのアーティストですが、実は個人的には共通点というものがあって、それは「陶酔感」を感じること。

気持ちが高揚したり、感動したりという体験は、様々な音楽でよく体験することですが、
それを越えた、陶酔感まで感じたのは他に無いと思います。

さらに言うと陶酔」をさらに超えた「恍惚」を感じたのはピンク・フロイドだけです。

ここまで言うと、人によっては何言ってるのか理解出来ないかもしれません。
陶酔?恍惚?何か危険なクスリでもやってるんじゃねぇか?!とか、決して誤解しないでくださいネ^^;)

両者の魅力については、また個別に作品の紹介と共に詳しく触れて行きたいと思います。

話を戻しまして、このブログに辿り着いた方は、ピンク・フロイドシャーデーか、どちらかに興味がある方と思います。
なので、もし機会がありましたら、両方を一度聴いて頂けたらと思います。
両方知らん!と言いたい方は、興味ある方を是非聴いてみてください。

しかし、自分の趣向を他人に押し付ける気持ちは全くありません。

音楽は出逢いだと思います。

その偶然のキッカケになれれば、幸いに思います。