sadeのデビュー作品(1984年)

洗練されたクールさが最も発揮された作品94点 Diamond Life              

  1. Smooth Operator
  2. Your Love Is King
  3. Hang On To Your Love
  4. Frankie's First Affair
  5. When am I Going To Make Living
  6. Cherry Pie
  7. Sally
  8. I Wil lBe Your Friend

  9. Why Can't Live Together
    

シャーデー・アデュこと、SADEのデビュー・アルバム。
よく言われることは、SADEとはバンド名であって、個人を指す名前ではないこと。
'84
年に発表されたこの作品はヨーロッパにおいて大ヒットし、SADEの名は広く知られるようになりました。
ナイジェリアで生まれた彼女は、イギリスへ留学。ファッションを学び、モデルとして、そしてデザイナーとしての経歴を持つそうです。
その後、ミュージシャンへの憧れから音楽の世界へ転身。バンドのバック・コーラスから始めた彼女ですが、すぐにその能力が認められSADEという唯一無二のアーティストが誕生しました。 

ジャンルは何と表現すればよいのでしょうか。
平たく言えば、UKソウル。ソウル/RB、ファンク、ジャズ、と言ってもしっくり来きませんし、それら一連の影響は彼女の人生の中であったかもしれませんが、このデビューアルバムによって既にSADEという独自のジャンルを確立しているという印象を受けます。

一番の魅力はやはり彼女の持つ声だと思います。
とても甘くて官能的で美しい声。
声については言葉で表現するには抽象的になってしまうので、是非実際に聴いていただきたいと思います。

そしてそのサウンドの特徴は、とにかくクールであるということ。
無駄が無いのです。

バンド構成は、スチュアート・マシューマン (Gt.Sax)、アンドリュー・ベル (Key)、ポール・S・デンマン (Bass)というシンプルなもの。
そしてシャーデーのヴォーカルを含め、

全てのパートが最小限の働きで、最大限の力を発揮していると言えるのではないでしょうか。

クール・ビューティー、SADEの世界を是非堪能あれ。