息つらい
ゆめのなかはしあわせ。
かつて、わたしの腕の中で、君は泣いた。
いまようやっとわかった。
苦しかったんだね。
大丈夫、大丈夫、と頭をなでる私。
きっとなにも大丈夫じゃなかった。
きみのこと、なにひとつわからないまま、
大丈夫なんて言えるもんか。
ここは泣いとく?
なーんて。暗い夜。
飲み込まれるには、もう朝が近い。
本当になにも知らなかった、
本当におろかな自分。
いまになっても、夢に出るのは、
あなたがわたしを離さないための、
小さな小さな呪いなのですね。
あくびとともに打ち消す。
こんなんでいいのだろうか、