HIV感染症のSNSでの投稿で知りました。
出典はコチラです。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20101030-OYT8T00836.htm
『県内で今春、エイズウイルス(HIV)の母子感染が報告されたことが30日、
わかった。母子感染は全国で4年ぶりの確認。
母親が妊婦健診を受けず、
出産間近になって医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が原因だった。
県では、エイズ診療協力病院や保健所、医師会などに通知を出し、
妊婦健診の受診徹底をはかっている。
県疾病対策課によると、母子感染の報告があったのは今年4月から6月の間。
10歳未満の女児が医療機関を受診してHIV感染が判明したため、
母親も調べた結果、本人が感染に気付かないまま「飛び込み出産」で
女児を産んだため、母子感染の防止策を医院で講じることができず、
感染してしまったことがわかった。
女児は現在エイズを発症しておらず、投薬治療を受けている。
出産に立ち会った医師など医療従事者に、感染はなかったという。
厚生労働省によると、早期に母親の感染が分かれば、
自然分娩(ぶんべん)を避けた帝王切開、
母乳ではなく粉ミルクを使った保育をするなど感染防止策をすることで、
感染率を1%以下に抑えることができるという。
県内での妊婦健診は、出産前に14回ほど行われており、
妊娠初期の健診では採血を実施し、梅毒などの感染症とともに
HIV検査もしている。
確実な受診がHIVの母子感染の防止につながるため、
県疾病対策課は「飛び込み出産は、感染症が分からずに危険が大きい。
事前にきちんと妊婦健診を受けてほしい」と呼びかけている。』
この記事を読んだあなた、
「飛び込み出産だからよ。」
「わたし(うちの娘)は、ちゃんと妊婦検診を受けているから大丈夫」
と思いました![]()
妊婦検診を受けている、では、出産前のHIV感染チェックは![]()
![]()
いまは、どうなっているか、ご存知ですか?
妊婦さんへのHIV抗体検査は、法的な規制はありません。
各医療機関が行うかどうかを決めてきていました。
全国の出産施設での妊婦HIV抗体検査は
実施率が低かったのですが、
いまはほぼ100%になってきました。
詳しくはコチラをご覧ください。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/31/366/dj3663.html
by国立感染症研究所感染症情報センター
一部、抜粋しますと、
『妊婦におけるHIVスクリーニング検査実施率は、
1999(平成11)年の73.2%から2009(平成21)年には99.6%と上昇した。
2010(平成22)年4月からは、
妊婦検診における公的補助の対象に組み入れられた。
今後は未受診妊婦を除き、ほぼ全例でHIVスクリーニング検査が
実施されることになる。
私どもが行った調査では、HIVスクリーニング検査陽性であっても、
偽陽性である可能性がとても高く、
HIVスクリーニング検査の陽性的中率
(検査で陽性であった場合に真に陽性である確率)は
極めて低いということが判明しているので、
妊婦に検査結果を伝えるには慎重を期す必要がある。』
読売の記事のお母さんと子どもさんは、
詳しいことは記載がないので不明ですが、
飛び込み出産であったことで、すぐに出産となり、検査できなかったのか、
出産した病院に、HIV検査の迅速検査ができる体制がなかったのか?
あるいは、検査をする意識が、咄嗟のことでなかったのか、
これらは不明ですが、お母さんだけを責められないと思います。
と同時に、病院と医師らだけを責められないのかもしれません。
飛び込み出産対応は、どの医療機関でも、
予算と危険の兼ね合いから、懸案事項であり、
その状況はいまも続いているからです。
出産対応を断らなかった、という点で、きちんと対応していると
言えるのかもしれません。
記事文中の「偽陽性」、あなたは意味がわかりますか?
わたしは、ぼくは、
SEXとご無沙汰だから、関係ないから、知らなくていい?
過去に1回でもSEXして、HIV抗体検査をしたことがない方には
どなたにも関係すると思いますよ。
SEXでの性感染症のリスクアセスンメントの結果は、
人によって様々ですが。
ちなみに、
「HIVスクリーニング検査陽性であっても、
偽陽性である可能性がとても高く、
HIVスクリーニング検査の陽性的中率は
極めて低いということが判明しているので、
妊婦に検査結果を伝えるには慎重を期す必要がある」
念のため、追記しますが、
「偽陽性である確率が非常に高く」
「陽性的中率は極めて低い」のは、
妊婦にはそうであっても、これが対象が変わると、
HIVスクリーニングの検査陽性での偽陽性であることが
非常に少ない、
つまり、陽性的中率が高い集団もあります。
いずれも、検査結果を伝えるときはさまざまな種類の慎重さがいるということです。
妊婦検診も大事ですが、
感染症については、
HIV抗体検査も含め、B型・C型肝炎、HPV(子宮頚がんウイルス)など、
妊娠前に検査をしておきましょう。
パートナーもご一緒に。
あなたが、HIV抗体(-)でも、パートナーが(-)という保証にはなりません![]()
妊娠前のほうが、いろいろな治療の手段を講じやすいのです。
赤ちゃんへの影響も防げますし、ママとなる方の健康管理もね。
この記事で、
懸念するのは、お母さんバッシングや医療機関バッシング。
でもね、あなた、ご自分は、十分な知識があって、予防行動、できてます?
わたしなんて、過去を思い出すとねえ・・・、
無防備な時代もあったことは否定できないので、非難はできないですわ。
自分の性的行動は、自分しか真実を知りません。
だからね、
古臭い言葉かもしれませんが、
自分の自覚で検査していくことが大事なのです。
女性も、男性も、
そういう自覚を持てる人か、
または、話せば「素直」に理解して、自覚を持ってくれる人か、
そこをよく考えて、パートナーを選びましょうねん![]()
結婚式への登場を待つ新婚さん in Sweden
