外に出て、乱れる息を整える。

【ごめん。いきなりあれはないよな】

渉があとから出て来て声をかけて来る。

【酔っ払ってただけだから、忘れてくれよ、今日のことは】

…なに、それ。

「許せない、
いい加減な気持ちであんなこと」

【なんで、そんな目で見んだ】

そんな目って、どんな。

「もう帰るから」

【まんざらでもない、感じか。俺のこと】

ちがう。あたしが好きな渉さんじゃない

急いでそこから逃げ出した。