~ 早く宿題なんかない大人になりたいと想ったもんさ。 ところが大間違い。 大人になったら宿題だらもうしらない破裂しそうとんでもなく疲れた。本番とかうける。眠すぎるんですけど。白い蛍光灯、幅の広い廊下、触れ合う肩、知らない人同士のフリ、握る指先。レンズ越しなんかイヤ。もっと近くで一番熱く、ぶつかるほど感じる。声声声音階にさえ聞こえる。だめなのに。あんたじゃないのに。もう遅いのに。何度めかなんて忘れた。ああ、夏はそういうことか。了解しました。でも、さよならを言うならあなたからでどうぞ。 一番図々しいのは誰だろうね。ねえ?