前回は4月でしたか。
その時出されたお題は「恋」でした。
そして
出された課題をこなせないまま、日々は流れ
詩学校の日がだんだん近づいてきて
一度復習しなければ・・と思いつつ
一度も原稿を見もしないまま、この日がきた。
前回の課題はこれ↓
前回書いた詩はもう書けなくなった。
破局。本当に終わってしまったから。
前回の宿題をやっていないことをまず
三上寛先生に話してから、その日のお題をもらおう
と思っていた。
開始時間を間違えていて
1時間遅刻して行った。
俊山晶子さんや20年来の常連さん達3人と初参加の若い女性がいた。
席に座るなり、三上寛先生が
私の詩が掲載された事を知ってるかとおっしゃった。
もちろんです。ありがとうございます。
あ。「東京荒野」持ってくるの忘れた。
そして、本日のお題を出された。
それは意外なものだった。
11月にあったライブ
おまえ、それ聴いてどんどんイメージが溢れ出ただろう。
そのイメージを思い出して詩にしてみろ。
作り事が混じってもいいから。
先生はもしかして、私のブログお読みになったのか
いつのまに~~~ひえ~~~お恥ずかしい~~~
ということで少し気が楽になり
書こうとするも・・・言葉が出てこない・・・
携帯で、そのライブ感想文読み返したり・・
うだうだしているうちに
手がタイトルを書き始めた。
ゆるゆると鉛筆がすべり出し
書き出していくと、言葉がするするあふれてきた。
何も考えずに
ただ思い浮かんだ事を書きとめただけの
言葉の羅列だった。
そこには自分の意思など込められていない。
でも、残り時間も少ないので
まとまってはいないけれど、とりあえず三上先生にお見せした。
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少し自信が出てきて、自分の方向性が見えてきているようだ。
だがまだ、自分ではその方向性の自覚がない。
その方向性は正しいから、しっかり自分のぶれない軸を見つめるように。
それから
句読点「。」がない。
イメージに流されずに「。」をつけてみろ。
「。」は自分の意思、覚悟。
とゆうような旨をおっしゃった。
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次になんでもいいから
「。」をつけて書いてみろ。
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と言いかけ、急に先生が私のところまできて
鉛筆をとり原稿用紙に書かれた。
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先生の字はしっかりしていて味がある。
私は手に力を入れず、さらさらっといつも書いていた。
升目いっぱいに大きく字を書いてみると
自然にゆっくり力が入る。
ゆっくり字を書くことで
その字の存在感を感じる気がした。
走り書きのような書き方では
けっしてわからないであろう
字体が持つ意味。
大きく字を書くと
たとえば「蟹」という漢字は
なぜ「解かる虫」と書くのだろう。
と疑問を持つ。その漢字の由来に思いがはせる。
三上先生の師匠の寺山修二氏は
升目からはみ出しそうな大きな字で詩をかいていた。
とゆうような事もおっしゃった。
パソコンで「蟹」と打っても、その感覚は得られない。
だから
鉛筆で升目のある原稿用紙に書くことが大切。
それが<言葉と向き合う>ということ。
<詩を書くのは自分の時間を持つ>ということ。
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今回も、目から鱗の啓示を受けました。
三上寛詩学校に参加すると
必ずなにか得るものがある自分的に。
撮影by俊山晶子さん
お借りしました。