夫は直ぐに
義母へ電話をしていた
義父の状況を
私が伝えた様に
話してくれていた
途中イラついた様な
話し方だった
「だから
今度病院へ行く時に
担当医から
MRIの検査結果を
聞いてくれと
言ってるんだよ」
「は？何言ってんだよ
そう言う事は
妻である母さんが
聞いておくべきだろ？
父さんの事だから
処方されても飲まないって
そこは母さんが
管理してくれないと」
「は？心配じゃないのか？
脳梗塞で倒れたりしたら
母さんが大変になるんだよ？」
「それは無理！！
ひまりは仕事と子供の事と
家の事で忙しい
こっちをアテにするな
自分の旦那が病気なら
面倒くらい見ろよ」
「そんな考え方も
あるんだな😮💨
あんな親父だったから
わからんでもないけど
だったらどうして
帰って来たんだ?」
義母
私に薬の管理なんて
出来ないと
言ってるらしいです
きっと義母
家出て行くかもね
びっくりだね
やっぱ義母って人は
情とか持ち合わせて
いないのかもね
夫が私の事を
言ってくれて
嬉しいのだけれど
気になってしまう
私がいる
義母に
冷たくされる義父が
気の毒に思う気持ちと
自業自得だと思う気持ち
とあるのだ
私は一度
お見舞いしたきりでした
後で聞いた話では
義母は担当医の
説明を聞きに病院へは
行かなかったみたいです
義父は退院して
普段の暮らしに戻った
様ですよ
迷惑かけたと
我が家を訪ねて来た時
言ってました
義父
「母さんは
アテにならんでな
俺がしっかりせんと
少しづつ料理も
覚えていこうかと思っとる
なんか簡単な料理ないかね
栄養があって
糖尿病にいい料理が」
私
「定期的に病院の
栄養相談を受けて下さい
そして出された薬は
必ず飲む事
運動も必須ですよ
それらの事は
病院で相談すれば
教えてくれますよ」
義父
「そうかわかったよ
そうする
話を聞いてくれて
ありがとう
」
義父の口から
ありがとうなんて
言葉が出るとはびっくり
もう使っていない
レシピ本を
義父に渡した
私
「これどうぞ
もう要らないので
返さなくても
大丈夫ですからね」
嬉しそうに
本を抱えて帰って行った
