さよならドクター | 乳がんとわたし

乳がんとわたし

42歳で充実腺乳管がんの告知をうける。

そこから始まった数々の出会い、体験。
現実的な事、少しでも役立つ情報
冷静に綴りたい。
そんな思いでいっぱい!


昨日は朝から病院へ
先週検査したマンモ&エコーの結果を聞きに。

4年目の検診
無事クリアする事ができました。

増殖スピードの速いガンでしたから
4年クリアしたと言うことは
ガンさん、静かに平和にしていてくれている証拠だと思います😘

そして…
悲しいことは
主治医が病院を去られるということ。
昨日が最後の診察でした😢

「私の身にまた何かあったらどうしたらいいですか?」と聞いたら
「相談に乗るよ。いつでも相談には乗るからね」
と温かいお言葉。

涙なしではいられない診察でした。


帰り道ずっと
先生との時間を反芻していました。

医者。西洋医学。標準治療。ガイドライン。
どれも、四年前の私にとって
耳を覆いたくなるほど嫌気のさす言葉。

ゲルマン療法に出会った自分を誇り、標準治療をしている人達を哀れむような自分。
自分の身体に出来たものは、自分で治せる。と豪語し
たくさんの民間療法を掛け持ちしていた私。
主治医は外科医だから、何はさておき切るんだろうな、切りたいんだろうな
なんて、お会いする前から逃亡する気満々で…

案の定、オペのドタキャン!

そんな目隠しされているような私の気持ちを
先生は変えてくださいました。
先生でなければ
私は今ごろ、命幾ばくもない状態で
路頭に迷っているのではないでしょうか…

あのとき、悩んで悩んで
標準治療をしようと思えたのは
先生のお人柄
命を預けよう。と思わせて下さった
お人柄によるものです。

人の気持ちって、こんなにも変化するものなんだ…と。
出会う人によって心動かされ
考えが変わることは
自分らしさを失うことや、弱さではなく
素敵なことなんだ。
と気づかせてくださいました。

今日ずっとそんな日々を思い返しては
涙が止まりませんでした。

命の恩人

窓のない部屋で
来る日も来る日も
患者さんに向き合われてきた先生

患者さんに尽くしてきた時間以上に
先生の人生が彩りある豊かな時間でありますよう
心から願います。

私の人生において
大切な大切な先生。

感謝の気持ちは言いつくせません。

ありがとうございました💐


追記
小林麻央さん
たくさんの勇気と愛を発信し続けてくださって
ありがとうございました。
痛みのない世界で
ゆっくりされてくださいひまわり
心より感謝しています