ジョージの曲。邦題は(嘘つき女)ですが、ジョージは「特定の誰かを歌ったものだけど、誰だったのか覚えてない。政治家だったかな?」と発言してる。ここで使われている「you」は恋人ではなく、政治家だったのですね。有名になってお金が入ってくるいっぽうで、税(タックス)政策の事が気になり始めたのでしょうか。翌年に発表される次作「リヴォルヴァー」の(タックスマン)もそうですが、ジョージは政治や世の中の風潮を題材にした曲を早い時期から作っています。政治のことならジョンというイメージがありますが、実はジョージの方が先に手をつけているんです。

演奏の方ですが、ポールのファズ・ベースに注目してもらいたいです。(一聴するとギターのようですが)ファズというのはギターやベースの音を歪んだようにするエフェクターのことですが、ポールは非常に効果的にファズを用いてます。因みにファズを考案したのはフィル・スペクター(アルバム「レット・イット・ビー」のプロデューサー)で、偶然に生み出された歪んだ音をレコーディングに採用したところ、それが評判になって「ファズ・ボックス」という装置がつくられました。

それから、パタパタと叩くリンゴのドラムも印象的。ハイハットを全く使っていない。スネアとバスドラだけ。これもリンゴの勘なのでしょう。歌詞にひそむ怒りのメッセージを不気味に際立たせている。

それでは曲どうぞ!



では和訳したいと思います😊


     嘘つき女(Think For Yourself) 歌詞和訳


ひとつふたつ言いたい事があるんだ

きみのすることについてだよ

きみは嘘ばかりついてるね

目を閉じたら浮かんでくる

素敵な思い出たちもみんな嘘かい


好きなようにすればいい

行きたいところに行けばいいさ

自分の振る舞いを思い返してみるといい

僕はきみと一緒にはいないから


僕はもうきみを遠くに置き去りにしたんだ

きみが頭に描いていた暮らしの崩壊もね

きみはまだ理解できてないようだけど

自分では決めてるんだよね

僕をもっと惨めにさせてやろうってさ


やりたいようにやれよ

行きたいところに行けばいい

自分で考えてやることさ

だって僕はきみとは関わりたくない


頭の中整理ついてないと思うけど

もっと自分のことを考えてみるといい

未来はまだ捨てたものじゃないし

きみも修正する時間もあるはずさ

自分のやるべき事全部をね


やりたいことをやればいい

行きたいところに行けばいい

自分で考えて行動しろよ

だって僕はきみとはいないから

好きなようにすればいい

自分に責任をもつことさ

だって僕はきみとはもう関わらない


自分の頭で考えてみろよ

僕はもうそこにきみとはいないから




以上です🎷💦🎶🎺🎶✨🎸🎶💕📯🎶✨🥁🎶

ではまた(*´︶`*)ノ